渋々イタリア生活。早くドイツに戻りたい(・ω・ノ)ノ

いやぁ、まったく人生というものは予測がつかないものですね。 これから海外生活を始める方などの役に立てる情報があるといいなという気持ちも込めた、日々の雑記兼吐き出し口です(笑)ドイツ生活中級、イタリア生活超初級( ̄▽ ̄) 努力をすればどうにかなるものなのか??? (※新型コロナウイルスの影響でイタリアに戻れなくなり現在日本滞在中)

musiker

さて、ドイツのノルトライン=ヴェストファーレン州でフリーランスの芸術家への補償支払いが既に行われたということは

日本が税金で芸術文化を援助するのは変ですか その1

で書きましたが、当州以外の州の補償等の状況はどうなっているか見て行きたいと思います。


長くなったのでページを分けました。その1はまだ読んでないよ~という方は、まずはその1をどうぞ。



ドイツの他の州は?

ドイツの16の全ての州で援助の申請が出来ます。

企業向けというか特に業種でのくくりはありませんが、芸術家への援助を特別に設けている州もあります。

やはり州により金額や条件が違いますが、従業員の数が


5人までの企業には9.000ユーロ(約100万円)

10人までの企業には15.000ユーロ(約180万円)

50人までの企業には30.000ユーロ(約360万円)


という州が多数でした。この提示の金額がまるまるもらえるのか、最高がこの金額であるのかは州によって違います。

だいたいどこも返済の必要はないようです。


他の州と大幅に金額が違うのはハンブルク州とラインラント=プファルツ州です。

ハンブルク州では

従業員がいない個人事業者でも最高11.500ユーロ(約135万円)

従業員が5人までの企業には最高14.000ユーロ(約165万円)


ラインラント=プファルツ州では

従業員が5人までの企業に最高19.000ユーロ(約225万円)


この様な金額が援助されてるようです。


「芸術家」と特定の職業を名指ししたのは、ニーダーザクセン州、ザクセン=アンハルト州、ノルトライン=ヴェストファーレン州の3州でした。

ニーダーザクセン州は他の従業員が〇人まで~のところにあてはめられるようです。

ザクセン=アンハルト州では最高2ヵ月まで月に400ユーロ支払われるとのことです。

ノルトライン=ヴェストファーレン州は先述の通り最高2000ユーロ支払われました。


※ここに書きだしたのは今回の救済措置の一部で、条件や貸付についてなど各州それぞれあります。


芸術って生きて行く上で必要ない?

芸術とか文化って、本当に無くてもいいものなのでしょうか?

全くなくなっても、問題ない???

実は昔から気になっていたところではあるんです。

芸術や文化の影響って目に見えにくいですよね。数字で表せないじゃないですか。

芸術や文化は、食料のように手に入らないとすぐに死んでしまうようなものではないかもしれないけれど、あった方が心穏やかに過ごせることは間違いないと思うんですけどねぇ・・・。

なかなか自分でも明確な答えが出せないテーマなんです。

ん~、例えばなんですが、芸術文化はひとつの「教養」とは考えられませんか?

昔わたしがドイツで学生だった頃、「寮で音楽会を開くから聴きに来て!」と医学部の友達に誘われたことがありました。

先約があったのか随分と遅刻してしまったので最後の方しか聴けませんでしたが、演奏者はその寮に住んでいる学生とその友達でした。

医学部の学生が集まって各々が弾ける、ピアノとかハープなどの楽器を演奏していて、「うわぁ、ハイソ~!」との印象を持ったのは確かです。

「教養」

ん~、いまいち説得力に欠けますよねぇ・・・。

じゃあ、

「コミュニケーションの一手段・・・?」

違うかぁ・・・。

じゃあ、

「心の栄養剤」

ちょっとお花畑すぎますかね・・・?


国民の幸福度

日本って、治安も良くて経済的にも豊かで、自然にも恵まれて、医療体制もインフラも整っていて、食べ物も美味しくて、

とっても良い国だと思うんです。

だけど幸福度が低いのは何故なんでしょう???


先日2020年の幸福度ランキングが発表されました。

ドイツは17位、

イタリアは30位、

そして日本は62位。

どよ~ん。


このランキングはただ単に国民が幸せを感じて生活しているかという集計をとったものではなく、GDPや平均寿命等様々な項目をポイント化して出したものなんだそう。


今回の新型コロナウイルスの騒動で、合点がいったことありました。

①日本の生産性の低さの原因

今まで凄く不思議だったんです。なぜドイツ人は1ヵ月も夏休みが取れるのか(学生とかではなく、勤めている人の話ですよ)。

今回の有事でハッキリとわかりました。それは日本の

優柔不断さ。

日本は決断に時間がかかるのですね。

ドイツ人がとっくに採決してリゾートでの~んびりしている間も、日本人は「あーじゃないこーじゃない」と二転三転しながら議論でもしているんでしょう。

政治でもそうですもんね。

今回もメルケルさんは決断が早くて無駄がなかったなと思いますよ。

一つのことを決めるのにかかる時間が短いので、いろんなことがさっさと決まり発表がされ気持ちがいいです。

芸術家への支援に関しても、具体的にはまだ決定していないとしながらも「支援する」とすぐに言っていました。

「首相が支援すると言った」というだけでも当事者たちはホッとするものでしょうが、実行に移したのも早かったですね。

日本って、なんでこうも時間がかかるのでしょうか?批判はすれど代案もなく全然協力的じゃない人達がいる?事を決定できるまでのステップが多すぎる?

言い換えると、「慎重」なのかもしれませんが、ドイツのように決断が早いと国民の不満は最小限に抑えられ幸福度も上がる気がします。

こんな調子じゃ、世界を相手にした時に日本は後手後手で他のさばけた国々から置いてけぼりにされているではなかろうか、という印象です。

ま、ドイツ政府の決断の速さも今回は成功ですが、他の事案で「焦って失敗したな」と思うこともたまにありますけどね。


②幸福度と隣人愛

ドイツでは補償の手続きが始まる前に、まず動いた人たちがいました。

演奏会がなくなっても給料はもらえる正規雇用の音楽家たちです。

様々な正規雇用の音楽家の方々が、収入が途絶えてしまったフリーランスの音楽家の為にYouTubeで演奏を配信し寄付を募ったんです。

ちょっとハッとしましたよ。

「大変だろうね」と同情の声を掛けるだけではなく、この行動力。しかも見ず知らずの人を含めた他人の為に。

日本が税金で芸術文化を援助するのは変ですか その1で書きましたが、日本では「アリとキリギリスか」「生活できないならやめろ」と罵られるのに・・・。

他人を助けるために行動する。これがキリスト教の国の隣人愛なのでしょうか。

海外のセレブたちも早々に高額寄付していますもんね。

もちろん日本人全員がそうとは言いませんが、日本全体として見た時に価値観がちょっと違うなと思わされました。

人はボランティア活動が増加するほど満足度が高くなる生き物だそうですよ。

日本人全体がもっと幸福を感じるために足りない所の一端はここにもあるのではないでしょうか。

大変だと声を上げている人、困っている人々を批判するのではなく、自分なりに助けてあげられる方法を考えるくらいの気持ちが持てるようになりたいものですね。


コロナ以外のニュース

日本って幸いにも海に囲まれた島国なので、陸続きの国々のように取ったり取られたりという経験が少ないので危機感が薄いのは仕方がないことなのかもしれませんが、隣国の軍事活動への関心も忘れてはいけないと思います。

新型コロナウイルスで世界中が混乱している最中であるにも関わらず、軍事活動は平常運行されています。

例えば、2020年に入っても平均毎日4隻の中国公船による接続水域への入域があり、平均4隻の領海侵入は月に1~2回ほど継続して行われています。

漁船じゃなくて公船ですよ。

前回の侵入は4月8日、その前は3月20日でした。
einfall

海上保安庁のページより


北朝鮮も3月には4回、4月に入っても14日にミサイル発射しています。

日本はあまり関係ないかもしれませんが、4月24日からはイスラム教の断食月ラマダンが始まります。ラマダン月にはテロも増えます。


世界中がなんかもっと平和に、友好的にならないかなぁ・・・。


ありがとうございました

今回はその1とその2に分けたほど随分と長文になってしまいましたが、最後まで読んで下さりありがとうございました!世界中で1日も早く元の生活ができるようになりますように。


【関連記事】
イタリアの労働生産性が意外にも高い件


まぁ文句ばっかり言っていないで、よそにも目を向けてみましょう


日本の勝手な片思い・・・


ラマダンについて






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pianist

ドイツのノルトライン=ヴェストファーレン州でフリーランスの芸術家への補償支払いが完了して8日が過ぎました。

日本語ではドイツに関して真偽いろんな情報が飛び交っているので、自分なりに調べたことをぼやきつつ綴ってみようと思います。


国で芸術家を援助するのは変?

3月半ばでしたが日本クラシック音楽事業協会や日本芸能実演家団体協議会が日本政府に公演の中止又は延期に伴って生じた損害への補償・補てん・救済策など、適切な対応を求める要望書を出しました。

要望書を提出したという事実に対しては「へぇ~」くらいの感想しかありませんでしたが、書きこみは想像以上に心無いコメントばかりで、そっちにおったまげました。

どんなコメントがあったのかちょっと長くなりますが書きだしてみますのでご覧ください。


日本芸能実演家団体協議会の要望書提出についてのコメント


こんな感じでした。


「上から目線の図々しいえらそうな態度が演劇界の衰退の根本原因だと思う」

ん~、お願いしているのだから下からだと思うのですが・・・。


「この人たちは自分たちだけが困っていると思っているんですかね。半島の連中と同じ感覚ですな」
「俳優・演出家団体にも経済的支援をするなら全企業に支援を行わないと不公平」
「声の大きい人達だけを優遇すべきではない」
「普段から補償金もらってるだろう」

まぁ、いろんなところから悲鳴は聞こえているので、ここだけ支援するということにはならないとは思いますが、声も出さなければ伝わりませんからね。


「リアルなイソップ童話とアリとキリギリスの話みたい」
「なんでもかんでもコロナのせいにして甘ったれんな。税金払ってない夢追い人にびた一文払ういわれはないでしょ」

なかなか厳しいご意見ですね。税金を払っていないというのは偏見だと思いますが・・・・。


「別に強制されたわけじゃなくご自分たちで選んだお仕事ですよね」
「誰も頼んで演劇やってくれと言ってない。好きでやってんでしょ。」

世の中はそうやって成り立っているのではないでしょうか・・・。それに演劇等の舞台芸能に関わる仕事は舞台に立つ人だけではなく、たくさんあると思います。


「そういう職業なんです。支援求めるのは筋違い。」
「そういうことも含めて芸の道に進むものではないのか」
「大変なのはわかるがもともと不安定な職業」
「ある意味、AIで仕事を失う業種と同じで必要性の低い業種なのでしょう」
「エンタメは生活必需品ではなく趣向品であることを忘れてはいけない」

そうなんですね・・・。私は演劇の関係者ではありませんが、言い返せない、このもやもやはなんなのでしょうか。


「バイトでもなんでもして食つなぐしかないのでは」
「公演中止になったら時間もあるだろうからアルバイトでもすればいい」
「食品関連や福祉などは食いっぱぐれはないですよ」

そうですよね。そうなんですけどね・・・。


「ネット配信とかDVDブルーレイ化で稼げばいいのでは」

それはあまり現実的なご意見だとは思いませんねぇ。


「自粛要請に従った結果、と言い出すところが恐ろしい」
「自粛要請に対して自発的に協力しておいて補償しろはないと思います」

じゃあどうしたらよかったんでしょうか。


まぁ大体こんな感じです。こんな中にも心あるご意見もありました。
こちら☟

「多少でも所得につながれば所得税を納められるので、結果、国や都道府県市町村の財源確保につながりますよね」
「政府はこの業種を名指しで自粛要請していますからね。それなりの保証はするべき。学校や子育て世代だけ保証と言っているから反発が出る。これらの業種を必要ないものという人々がいるけど、それならあなたは娯楽ゼロでいきていけるのですか?と言いたい」


日本クラシック音楽協会の要望書提出についてのコメント


こんな感じでした。


「ただただあさましい」
「あの高貴なクラシック音楽のイメージとは全く正反対の、下劣で卑しい主張に唖然とします」
「この声明は残念、というよりアホかと思いました」
「クラシック関係者は元々金持ちの家が多いせいか音楽関係でも頭おかしいやつが多い」

な、なんと!凄い侮辱のされよう・・・!


「損害はあんたたちのところだけじゃない」
「ポピュラー音楽と違い採算が取れないから税金や自治体の補助金で補てんされるのが当たり前と考え方を改めましょう」

まぁ、そうですよね。みんな大変ですよね。
でも黙っていたら政府だって現状を把握できないと思います。


「こんな状況になって一番最初に『切られる』分野」
「普段から日本国へ金銭的にでも大きく貢献しているつもりか」

ひぇ~冷酷ですね!


「クラシック?聴いたこともないわ。」

そうですか・・・。まぁ、好きになる機会でもなければわざわざ聴かないかもしれませんね。


「なぜ一部の愛好家の為の物に国民の税金を使わないといけないのか」

ん?クラシック音楽を供給する側の話ですよ。仕事です。仕事。彼らも歴とした納税者です。


「コロナまん延に一役買っているのはこういう団体。こいつらが悪者。」
「自分らで入場者を把握し、何かあった際は責任とれるならやれると思う」

え?なんで、なんで??どうやって一役買うの?
演奏会でクラスター感染したりすると大変だし、責任なんてとれないと思うし、だから中止とか延期になっているのでは?


「ホールをいっぱいにできないアーティストまで全部入った場合と同額の保証を求めてきそうで怖い」

チケットの売れ高で出演料が決まるんですか?

例えば、日本の某放送オーケストラの演奏会がテレビで放送される時に「あら~お客さん入ってないなぁ」とか「今日は結構満席だなぁ」とかよく思っていますが、奏者の出演料がそれで変わるとは思えません。長期的な意味では変わってくるかもしれませんが、それには様々な要因があるでしょうし。


「仮にコロナがなかったとしてそれだけの収入が見込めたのかはなはだ疑問」
「これくらいで生活困窮するような芸術家は普段からそんなに稼げていない」
「水商売なんだから仕方がないよ」

まぁ、「10年に1回、ウィルスが流行って仕事ができませんよ。次は2020年頃です。」と事前にわかっていて今困難に陥っているならば自業自得かもしれませんが、今までは普通に生活できていたのでしょうから、そんな風に言わなくっても・・・と思ってしまいます。


「生活できないならやめるべき」
「音楽以外に能力がないのですか?就活でもしたらどうですか?」

音楽をお仕事にされてる方々って、これまでの人生、たくさん練習に費やしていらっしゃったんだと思うんです。例えば、突然お医者さんが働けない状況になった場合「勉強以外に能力がないのですか?就活でもしたらどうですか?建設業界は人手足りてないみたいですよ。」ってなるんですか?なるんでしょうねぇ・・・。


「こんな程度の連中の音楽なんて社会に不要なんだけどね。」
「音楽業界が死んでも困らない」

えぇぇぇぇ~~~っ!!!!なんかもう、いいのそんなんで?


「YouTubeで配信でも始めたらいいと思う」
「家にこもりっきりの親子向けに楽しい音楽をYouTubeで配信して新しい顧客層を広げるとか」
「関連業種の大手であるJASRACさんに頼られてはどうでしょう」

まぁねぇ。YouTubeでの配信の仕方を学ぶ機会にはなるかもしれませんね。

音楽家の方に家にこもりきりの親子向けに娯楽を提供を促していますが、じゃあ逆にコメ主さんが音楽家の方々の為に何かできないか~という考えには及ばない?

JASRACさんに頼るというのは何を意図されているのかがよく分かりません。楽曲利用にかかる著作権料の支払いへの補助か何かを国に要請してもらうとか???


「こういう時は普段できない事を試す・技術をブラッシュアップするなどの機会にすべきでは」

言われなくともされていると思いますよ。


「政府もまさか本気にしないでしょうね」
「他に使うべきところはある。こんなものに補てんしたら国が潰れる。」
「1円も補てんする必要なんてない」

う~ん・・・。そうかなぁ・・・。




刺々していないコメントはこちらの二つのみでした。

「文化活動はこういう時、軽んじられてしまう。こういう荒んだどきにこそ活かされると思うのだけど」
「文化を軽視するならばとても先進国だとは言えない。世界の笑いものになる。」


ドイツ政府が言うには

因みにドイツ政府は芸術文化について

「この危機のもとでも芸術と芸術家たちの未来のために支援の努力をする。」
「芸術への補助金は重要な投資」
「一度失ったら、それを取り戻すのは難しい。」

なんてことを言っています。


ドイツは連邦制

※政治とか、歴史などのいわゆる社会の科目はあまり得意ではないので、「詳しい方からはご指摘を受ける部分もあるかもしれません」という前置きしておきます。

ヨーロッパは、成り立ちが複雑な国が多いです。

現在私たちが「ドイツ」と呼んでいる国も、今の国土になったのは実はたったの30年程前なんですよ。

「元々は」と言うと、どこまで遡ればいいものか迷いますが、150年程前に統一されたドイツ帝国は22の王国、大公国などの君主国と3つの自由都市から成る連邦国でした。

その名残なのか、現在も連邦制を採用していて、16ある州でいろいろと違いがあります。

基本的な法律に違いはないようですが、例えば州により学校の休暇(夏休み)の日程が違ったり、公立の大学でも費用が違ったりします。

国民の休日ですら州ごとに違いがあり、全国統一されていません。

教員免許を持っていても取得・勉強した州が違うと教員として働くことができない州もあるようです。

こんな風に、日本国内の感覚とはちょっと違うところがあります。


既に支払いが済んだとは

日本は新型コロナウイルスの影響での国民への援助を一律10万円とか世帯で30万とか、いろいろ言っていましたが、申請制で10万円というのでとりあえず落ち着いたんですかね。

先述の通り、州によりばらつきがあるドイツですが、国としてはいち早くフリーランスの芸術家への援助を宣言しました。

その中でもノルトライン=ヴェストファーレン州は4月9日、フリーランスの芸術家への補償の支払いが行われました(他の州でも「事業主」への支払いは既にあっていたようですが)。

ドイツでもフリーランスの芸術家への直接の金銭援助には賛否両論あるようですが、ここノルトライン=ヴェストファーレン州では17000以上の申請があり、一人最高2000ユーロ(約22万円)が支払われました。

資産の有無に関わらず返金の必要はありません。


迅速に対応が出来るようオンラインで申請が受け付けられていましたが、悪い人達はこの機会を見逃しませんでした。

巧妙な偽の申請サイトが作られ、偽物だとは気がつかずにそこで申請をしてしまった人や会社の情報はそのままで、振込先のみ変更されて本物の申請がされていたとのこと。

詐欺ですよ!

犯人はドイツ国外のようですが告訴?告発?はされているようです。

銀行振り込みなんだから足がつくでしょう???と思うのですが。

詳しい被害はまだ分からないようですが、3500~4000の企業や個人情報が流出し、金額としては最高で2ケタの100万ユーロの範囲(っていくら?1000万ユーロってことかな?)だそう。

巧妙でないものを含めドイツ国内では現在100以上の新型コロナウイルス関係の偽サイトが特定されているそうです。

こんな事件があったので、この州では一時オンライン申請の受付が中止になっていましたが、今日から再開されたもよう。

日本も気をつけましょうね。


ノルトライン=ヴェストファーレン州とは

ノルトライン=ヴェストファーレン州はドイツの左真ん中くらいにある州で、人口がドイツで一番多い州です。

ドイツで一番多く日本人が住んでいるデュッセルドルフ、大聖堂があるケルン、サッカーで有名なドルトムントなどは日本でもなじみがある街だと思います。

東西分断時代の西ドイツの首都ボンも、ここノルトライン=ヴェストファーレン州にあります。

あ、あと忘れてはならないのはルール工業地帯ですね。


ちょっと長くなったので、ドイツの他の州での対応についてページを分けたいと思います。

続きはこちら☞ 日本が税金で芸術文化を援助するのは変ですか その2

その2では、ドイツのノルトライン=ヴェストファーレン州以外の州での補償や、日本人がなぜドイツ人より幸福を感じられないのかなど考察し書きました。

その2、続きです☟




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maske

危険度レベル3

新型コロナウイルスの感染拡大で、世界は大変なことになっていますね。

ミラノあるロンバルディア州、ヴェネツィアがあるヴェネト州などに加え、トリノがあるピエモンテ州も危険レベル3(渡航は止めてください)に指定されました。

この危険レベル、最大値は4です。

どれくらい危険なのか、基準が見えないのでわかりにくいですよね。

治安と感染なので完全に同等とは言えませんが、治安情勢に関わる情報でのレベルを見ると想像がしやすいかなと思います。
例えばアフガニスタン、イエメン、イラクなど、国や地域を統治する政府機能が著しく欠損している破綻国家、武装勢力に外国人が狙われたり内乱や戦争に巻き込まれる等、生命に危機が及ぶ可能性がある国や地域が危険レベル最大の4とされています。

危険レベル3というのは、テロリストや武装勢力に外国人が狙われたり、クーデターや内戦などの内乱に市民以外の外国人が巻き込まれ生命に危害が及ぶ可能性が高い場所などで、渡航の延期を促され現地滞在の邦人は退避の検討や準備を促されるレベルだそうです。

現時点で、イタリアは北部の5つの州が感染症危険レベル3(渡航は止めてください)、その他の州はレベル2(不要不急の渡航はやめてください)に設定されています。

corona
外務省海外安全ホームページより(2020年3月11日時点)


因みに、イタリアのご近所、スイス・スペイン・ドイツおよびフランスについては今のところ危険レベル1(十分に注意してください)が設定されています。

感染についての情報は常に更新されるものなので、本当はこの件について何か書くつもりはありませんでした。昨日書いたものは今日にはもう古いでしょう?かと言って毎日実況中継するのも、性に合っていないので。

ただ、こんなに世界中が騒いで緊張している時に、「わたしイタリアで全っ然ナンパされないんですよー!」みたいな、能天気な記事を書く気にもなれず、まぁちょっと独り言的近況でも綴ってみようかと思います。


北イタリアの状況

美術館、スカラ座、学校、スポーツジム、温泉施設、イベント等、全て中止・閉鎖されています。レストラン等は短縮営業でやっていますが、店主は1メートルの対人距離を保てる措置を講じなければならないとか。

違反者には営業の停止や罰金が科せられます。

4月3日までミラノやヴェネツィアなどが封鎖されることになり、それを知った人々が何をしたかご存知ですか。

マンマに電話?スーパーへ駆け込んだ?

いえいえ、急いで荷物をまとめて

南イタリアへ逃避しました。
(※一部の人々が、ですけど)

そんな地続きの所に逃げて、何か意味ありますか?

自分が既に感染しているかもしれないという可能性を考えるとか、拡大を防ぐために大人しく外出を控えるとか、そんな思考は・・・まぁないんでしょうね。

そもそも先進国であるはずの国で、この感染拡大のスピードと死者数は問題だとは思いますが、北よりも医療設備が断然整っていなさそうな南に大移動なんてしたら、もっと大変なことになりそうな、気がしています・・・。


【追記】
飲食店の営業も3月25日まで禁止になりました。仕事や食料品の買い出し等、必要な外出以外でふらふら出歩いているところを警察に見つかると、200ユーロ強の罰金が科せられるそうです。どうなるイタリア!?


北イタリア最大都市ミラノ

ミラノと言えばイタリアを代表する都市の一つだと思いますが、その中身はどうでしょう。

ファッション関係、建築、芸術、工業、観光など名高く、イタリアで最大級の経済地域というのは周知の事実ですが、約140万人の住人の約20パーセントが外国人です。

約5人に1人が外国人の計算ですね。小学校のクラスが30人として、うち6人が外国人。多いのか少ないのか・・・。ドイツでは、実感としての外国人比率はもっと高かったような・・・?

ミラノに在留している外国人の詳しい内訳はわかりませんが、ミラノで住民登録されている苗字ランク1位はロッシ(Rossi)と言って、イタリアで最も多い苗字、日本で言う全国1位の佐藤さんです。そして2位にランクインしたのはなんと胡(Hu)だったそう。

信じられますか!?佐藤さんの次が中国姓なんですよ!

このランクは5年前の情報で少し古いですが、ロッシ姓が減少傾向にあり、中国の胡姓が増加の傾向にあるとのことでした・・・。

そんなこんなで、初期の北イタリアの新型コロナウイルスの感染者や国籍が気になっているところです。

だって、春節でイタリアと中国間を往来した中国人もいるでしょうし、それが北イタリアでの感染拡大に少なからず影響しているところがあるような気がしてならないからです。本当のところはわかりませんけどね。

ただでさえ経済的に苦しいイタリア。いろいろと自業自得な部分もあるかもしれませんが結構厳しい状況だと思います。この機会に政治とか医療体制とか考え直した方がいいんじゃないでしょうかね(まぁ無理でしょうけど)。

ミラノからはちょっと逸れますが、1月末頃に新型コロナウイルス感染予防の為に、ローマの音楽院で「渡航歴に関係なくアジア人全員の授業(レッスン)出席を禁止する」という騒動がありました。過去1年ずっとイタリアに居たアジア人に対してもですよ。

その後、批判を受けて「医者の『感染の疑いなし』の診断を受けたアジア人学生は許可する」とか訂正していましたけどね。

嗚呼イタリアって・・・なぜこんなに残念なんでしょう。


ドイツ人の反応

corona1
外務省海外安全ホームページより(2020年3月11日時点)

corona2
外務省海外安全ホームページより(2020年3月11日時点)


ドイツでの感染者は日本よりも随分と多くなってきていたものの、2~3日前まで死者は1名もいませんでした。

滅多に抗生物質を処方されないドイツ人は、やはり抗生物質漬けにされている日本人よりも強いのでしょうか(あ、ドイツに住んでいるからドイツ人とも限らないですね。ドイツにも外国人はたくさんいましたね)

医療のシステムやレベルがイタリアや日本よりも優れているということなのでしょうか。

それとも、ただ単に偶然の結果なのでしょうか。

ドイツ人の知り合いなどと連絡をとっていますが、皆一様に「騒ぎすぎだろう」「普通のインフルエンザと変わらない」「インフルエンザで亡くなる人は毎年いるじゃないか」と、かなり冷めています。

学校も「学級閉鎖になったクラスもあった」くらいで、日本やイタリアとは随分と雰囲気が違うようです。

街も普段とそう変わらないそうで、演奏会等も予定通りあっていたそうですが、今日(昨日かも)ドイツの政府からの「1000人規模のイベントの中止要請」があり、ドイツの劇場やコンサートホールも4月19日まで閉館になってしまいました。

加え今後2~3ヵ月の間はクラブ訪問やパーティー、会合などは止めることができないほど重要かどうかよく検討するよう推奨されているようです。

ドイツ連邦外務省は、イタリア渡航の自粛も呼び掛けています。

日本やイタリアだけでなく、ドイツもいよいよ経済が停滞しそうな雰囲気がでてきましたね。ユーロ安くなりそうだなぁ・・・(小声)。


東日本大震災の時

もう9年も経つんですね。早いですね。

当時私はドイツで学生をしていました。新聞も読む習慣がなかったし、ネット環境も良くなかったので、周りの人から「地震、大丈夫?」と言われて震災のことを知りました。

初めのうちは「地震?そんなのしょっちゅうあってるけど?」とピンとこず、「何か大変なことが起こっているのかも・・・」と思うようになったのは随分と日が経ってからでした。

原発事故についてドイツは過敏に反応しました。ドイツはチェルノブイリ原発事故の時に放射能の雨に降られていますからね。

日本からの輸入に規制がかかりメルケルさんが脱原発を決断したのも、とても素早い対応に見えました。

私はと言うと、母国のことながらも自分の目で見ていないせいか遠い国で起こっている惨事のようでぼーっとしていましたが、見知らぬドイツ人からよく声をかけられました。

「お気の毒に。」「胸が痛いです。」「頑張って。」「元気出してね。」

大抵はこのような、温かい言葉ばかりでした。

ただ、中には放射能を恐れている人もいて、たまたまバス停で話した人でしたが、私が日本人だとわかると後ずさりをしてあからさまに距離を置かれたこともありました。私は震災の前も後もずっとドイツに居たんですけどね。

ここ最近、新型コロナウイルスに関するニュースを見ていて、状況は全然違うんだけれど、震災当時の原発事故による日本人差別、九州への避難など、なんとなく重なってしまい、何度も思い出しました。

東日本大震災で被災された方には1日も早い復興を、新型コロナウイルスについては、これ以上被害が拡大しないことと一刻も早い終息を祈ります。





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