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イタリア人男性像が甘すぎる

皆さん、イタリア人の男性といえばどんなイメージですか?

スーツにサングラス、毎日「君はなんて綺麗なんだ」とか言ってくれるような?

ま、中にはそんな方もいらっしゃると思いますよ。

私が住んでいるのはイタリアでも北部の方ですが、実際のところは日本人がイタリア人と言われて想像するような、雑誌に出てくるような、見とれてしまうようなイタリア人には滅多に遭遇しません。

むしろ、道ゆくイタリア人男性の愛嬌のなさにイラっとさえします。

ファッションについては、あるイタリア人の女の子に「クマ、pantaloni (ズボン)という単語は覚えなくてはならない単語よ!」と言われたことがあります。「なんで?」ときくと、「イタリア人の男は絶対に『ズボンどこ?』ってきくから!」とのことでした。

へぇ〜。

ポチに「なんでイタリア人の男性は『ズボンどこ?』って聞くの?」とたずねると、「え〜それ、ただの嫌味だよ〜。男は服に興味がないっていう。」と言っていました。

ふぅ〜ん、よくわかんないなぁと思っていましたが、うちのポチ、

「ねぇ、僕のさ、あのズボンどこ」ってよく言っています。

こんなもんですよ、一般のイタリア人なんて。

スーツケース事件

イタリアでうわ〜っと思うのが、電車の乗り降り。

降りる人が先で乗る人が後という概念がないのはまた別の機会に書きますが、イタリアでは階段のある電車での乗り降りの際に荷物を持っている人(女性やお年寄り)への「手伝いましょうか」というのが、ほぼないんです。全くないわけではありませんが、確率的にドイツの方が断然上です。

「おいおい、ひでーな」と思ったのは、電車に乗っている時に遭遇したスーツでビシッと決めた中年男性。薬指には指輪もあります。

私は向かい合わせの4人がけの席に座っていました。私の斜向かいに座っている女性が小さいスーツケースを膝の前に置いていて、私の隣に人が座れない状態だったんですよ。

他の席も埋まってきた頃にスーツの男性が来ました。「スーツケース、上に上げましょうか」と言っているようでした。女性は「まぁ。ありがとう。」みたいな感じでした。

男性はスーツケースを棚に上げた後、私の隣に座りました。

みんな終着駅まで乗っていたのですが、この男性、まさかのまさかの一言もなしにそそくさと降りてしまい驚きました。
私がどこに驚いているかお気付きですか?スーツケースが棚に上がったままなんですよ?

ドイツだったら仮に自分が先に降りるとしても「下ろしましょうか」と一声かけますよ。無視なんてありえません

つまり、スーツケースを上げてあげたのは自分が座りたかったからだけであって、その後のフォローはなしと。

最低ですね。

たぶん、頑張れば自分で下ろせない重さではなかったと思いますが、女性が困って残念な気持ちになっているのが見て取れました。

そもそも、若くもない女性がスーツケースを上げ下ろしするのは危ないですしね。

私はイタリア語ができないので言葉では何も言えませんでしたがスーツケースに先に手をかけ手伝いました。言葉ができたら「あいつ、座るだけ座っといて信じられないんだけど」くらい一緒に罵ってあげたのにな。

いつも思うのは、イタリア人って何か手伝ってあげたり助けてあげると、ほんのちょっとのことでも「ありがとう!とても親切!ありがとう!」とめちゃくちゃ感謝の言葉を重ねてくるなということ。


ドイツ人はよく気がつく

ドイツって人助けが好きなのかなと思います。

道端でキョロキョロしていれば、誰かしら「どうしました?助けましょうか?」と声をかけてくれます。

ベビーカーを押している人が階段などに差し掛かるのを見たら、当たり前のことのようにお手伝いします。

電車の中で大きな荷物を荷棚に上げようとすると男性がすくっと立ち上がって、手伝ってくれます。女性でも手伝ってくれますよ。

こういう人たちは人助けに喜びを感じているようですらあります(いや、ひょっとすると、人助けをしている自分のことが好きなだけかも・・・)

誰も進んで手伝ってくれなさそうな場合でも「すみません、手伝ってくれますか」と声を掛ければ嫌な顔ひとつせずに手伝ってくれます。


ドイツに住んでいた頃、日本に一時帰国した時のことです。

初めて訪れた電車の駅でエレベーターがなく、階段のみだったんですよね。私はスーツケースもあり、荷物が多めでした。

うわぁ、ついてないなぁ〜と思っていたところ後ろからサラリーマン風の男性2人がこちらに来ているではありませんか!内心「おっ、いいところに!」と思いました。

もちろん「手伝いましょうか」と言ってもらえると思って、2人の方をニコッとして見ましたが、私のことが全く見えていないかのごとくスルーされました!爆

本当に、チラッとも見られませんでした。「えぇぇぇ〜!」と、思わず声に出てしまいました。

日本では、自分の荷物くらい自分で運べと言われそうですが、こういうのは気が利かないっていうんじゃないかなぁ。

「運びましょうか?」って、爽やかでカッコ良いから、日本人男性もドイツ人みたいにやって下さいよ〜。笑


スリも見て見ぬ振り

先日、私は一緒にいませんでしたが、電車で居眠りしている間にポチのリュックサックがなくなりました。

「周りの人は気がつかなかったのかな?」と素朴な質問を投げかけたら、「イタリア人は他人が擦られている現場を目撃しても知らんふりするよ」との答えが返ってきました。

「え、なんで???」ともちろんききましたが「そうなんだからそうなの」だと・・・。

私が目撃者だったらどうするか自問しましたが、もちろん被害者を助けたい。ただ、犯行に及んでいた人に逆恨みされるのは嫌です。

被害者が手が届く程の近距離にいたら、足でも思いっきり踏んで目配せするか・・・。難しいところですね。

でも、こんな話を聞いていると私が電車の終着駅でまだ寝ている人を起こしてあげたりしただけで「うわ〜!ありがとう!ありがとう!」と言われるのも、普通のイタリア人はスルーするからかなぁとか思います。

イタリア人って案外冷たいのかなぁ。


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