渋々イタリア生活。早くドイツに戻りたい(・ω・ノ)ノ

いやぁ、まったく人生というものは予測がつかないものですね。 これから海外生活を始める方などの役に立てる情報があるといいなという気持ちも込めた、日々の雑記兼吐き出し口です(笑)ドイツ生活中級、イタリア生活超初級( ̄▽ ̄) 努力をすればどうにかなるものなのか??? (※新型コロナウイルスの影響でイタリアに戻れなくなり現在日本滞在中)

2019年05月


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ドイツはダサすぎて救いようがない

洋服や靴、カバンなど、ドイツは激ダサです。とにかくダサい。でも長く住んでいるとそのダサさに慣れて来てしまい感覚が麻痺します。

自分よりもダサい人が沢山いるので、おしゃれ度のレベルがだだ下がります。ある意味で楽ですが、残念でもあります。たまに日本に帰国すると、日本仕様の服がなくて困ります。更には日本で外国人と間違われます。

例えば、冬の定番ファッションのウィンドブレーカー。


私も何を血迷ったかドイツ生活3年目にして購入してしまいました。2年目の時に日本へ一時帰国した際に「うわぁ、あのだっさいウィンドブレーカーもう少しで買うとこだった。あっぶねー。」と思っていたにも関わらず・・・・・。

イタリアでは全くもって使えません(いや、使っていいんですけど、ダサすぎて浮く気がします)。

やっぱりイタリアはファッションの国だった

イタリアは流石はファッションの国。道ゆく人々も、特に女性はオシャレに気を遣っているのがわかります。

いいなと思うのがマダム達がおしゃれスニーカを履いていること。

ヒールじゃ足が痛くなるじゃないですか。ヨーロッパじは石畳も多くてヒールがすぐダメになるし。

そこで、見ているだけでテンションが上がってくるイタリアのおしゃれスニーカーをご紹介しますね!


フットケアで有名なDr.Schollのスニーカー


 


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当たり前すぎて今まで気がつきませんでした

イタリアは(というか私が住んでいる地域は)ここ最近、あまり天気が良くありません。天気がいい日もあるんですが、朝晩、日陰、家の中が異常に寒い。そしてよく雨が降る。

寒いのに暖房も入っていないので、部屋の中に干した洗濯物もなかなか乾かない。

先日、外に出る予定がない日に天気予報が当たらず晴れたので「このチャンスを逃すものかー!!」と掛け布団を干しました。

ちょうどポチがドイツ出張から帰って来て「1時間だけ寝る〜」と言って干したてほかほかの掛け布団で幸せそうに寝ていましたが・・・

干した布団ってなんでこんなに気持ちがいいんでしょうかね。


そこでふと気がついたのが、

わたしはドイツで布団を干したことがなかったな

ということ。

全く意識していませんでしたが、ドイツで布団を干したいなと思ったことがないのに(住む家によっては「布団なんか湿~っとしてんなぁ」とは思っていましたが)、イタリアでは日が照ると「チャ〜ンス!」と思います。

不思議なものですね(国ががどうこうではなく、ただ単に自分一人じゃないという責任感からかもしれませんけど)。

ドイツでは朝起きたら、枕を整えて熱と湿気を逃がす様に掛け布団を二つ折りか三つ折りにしてマットレスの上に置いて終わり。

中には週末なんかでマットレスを立てかけて風を通す人もいるらしいですが、少数派だと思います。

基本的に洗濯物も外には干しません 

景観を損なうとかなんとかで、ドイツでは基本的に、ベランダ等よそ様から見えるところに洗濯物を干してはいけないことになっています。
(※詳細の条件は大家さんとの契約の状況に依るみたいですよ。)

この習慣?規則?はドイツだけじゃないみたいで、以前日本で知り合ったアメリカ人が「洗濯物がベランダに干してあってびっくり〜」「排気ガスとかにまみれて汚〜い」と言っていたのを覚えています。

ドイツで布団なんかベランダに干した日には、大家さんから怒られる前に近所から苦情がきそうです。

苦情が来なかったとしても「あそこのアジア人、ベランダに布団なんか置いて、ちょっと頭おかしいのかしら・・・」と噂されそうです。


ドイツでは洗濯物はどこに干すの?

ドイツで洗濯物ってどこに干すかご存知ですか。

なんと、直射日光が全く当たらない地下室です!

一体なんなんでしょうね。

まぁ、ちょっと大げさに書いてしまいましたが・・・、ドイツでは部屋の中に干しているという家庭も多く、地下室に干しているという方も別に珍しくはないんですよ。

というのも、地下室に洗濯室があるマンションが結構あるんですよね。で、そこに洗濯物を干すためのロープが張ってあったりするんです。

確かに、布団カバーとか大きな物を干す時には便利かなとも思いますが、ドイツの普通のマンションに住んで居た時に私は1度たりとも地下室に干すことはありませんでした。

だって嫌でしょう。せっかく洗ったのに、トイレで手を洗ってない人に触られるかもしれないとか、1週間も髪の毛洗っていない人にくぐられたりとか考えると。笑

イタリアもドイツも田舎はOK

イタリアもドイツほど厳しくはないみたいですが、殆どの都市部ではベランダから洗濯物ははためいていません。

一応イタリアも都市部は景観を保つために、見えるところに干してはいけないようになっているようです。

私が住んでいるのは郊外なので、お天気がいい日はうちから見える他のお宅のベランダに必ずと言っていいほど洗濯物が干してあるのが見えます。

きっとそういう光景が目に入り、私も洗濯物を外に干したくなる、更には布団までも干したくなるんじゃないかなと思います。

ちなみに、規則が厳しいドイツでも、実は田舎の方に行くと一軒家なんかではお庭の日当たりの良いところに洗濯物を干したりしているんですよ。

都市部の整頓された景観もいいけれど、私は田舎の白いシーツが風に揺られてひらひらしている光景の方が、なんか好きですね。


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一昔前まではドイツで大学卒はエリートの部類でした

私の個人的思想なのですが、ドイツ人の潜在的な差別意識って結構強いと思うんですよねぇ。頑張ってひた隠しにしているんだけど、たまに隠しきれずに見えちゃうことがあります。

例えば学歴。

日本では大学卒なんて全然珍しくないですよね。でもドイツでは、一応ちゃんと勉強した人しか通れない道です。

ドイツは日本よりも厳しく、将来大学に行くのか、中学校の後は専門学校へ進学するか、日本で言う中卒で就職するか、10歳で選択しなければなりません。

ざっくり言うと、将来大学に行く場合はギムナジウムという学校へ、専門学校へ進学予定者はレアルシューレへ、卒業後に就職する人はハウプトシューレへ進学します。

大学出で当時はエリートコースだったオジサマたちに言わせると「最近は誰でも大学に行けるようになってきた」らしいです。まぁ、ドイツでも大学進学率が上がってきたということでしょうね。

私がドイツに留学したのは日本の大学を卒業してからでしたが、近所の人になぜかよく「クマはレアルシューレ出身?」と聞かれました。

なぜそのような質問をされたのか未だに謎ですが、想像するに、私は英語もできないし、ドイツのギムナジウム出身のレベルには相当しないとみなされていたからだと思います。

ま、確かに私がドイツで教育を受けていたら日本のセンター試験なんて比じゃないだろうアビトゥア(高校卒業・大学入学資格試験)を突破して大学に行けていたかどうか怪しいところですけれどもね。

大卒は尊敬される

私は自分の学歴を日本では中の中くらい、ひょっとすると中の上くらいに入れてもらえるかしら~?くらいだと思っています。

だから日本では「普通」で、凄いとも酷いとも驚かれる要因はないかなと。まぁ、人よりちょっと学生の期間は長かったかもしれませんけどね・・・。

ところがドイツでは私の学歴を知った途端にあからさまに態度が変わる→優しくなる人がいるんですよ・・・(特に異業種の人ですが)。

優しくなるというか何か敬意を持って接してくれるので悪い気は全くしませんが、なんだかなぁ〜と複雑な気持ちになります。

名前に称号を忘れずつける

日本では名前を見ただけで、その人の学歴やお仕事はわかりませんよね。

ドイツではお医者さんや大学の教授、博士号取得者は名前の前にDr.やProf.をつけます。けっこう忘れずについています。

例えば、アパートの入り口の表札、メールや手紙、バーンカード(電車のカード)。勉強してない人はお医者さんにはなれないし、称号は努力の証だと思いますが、日本人の私には慣れないというか、なんとなく「どや感」が否めません。

きっと、こういう称号をお持ちの方々は嫌な対応とかされないんだろうなぁと勝手に想像しています。

でも私は逆に名前にDr.とかついている人と話すのは苦手です(特に男性)

教養もあって物腰は柔らかいけれども、何か上から目線で会話されている感じがするんですよね。私の被害妄想だとは思うんですけど。
(※全員がそうというわけではなくて、医学部出身の気さくな女友達も2〜3人いますよ。)

名前繋がりですが因みに、名字にvonがついている人は大抵貴族のお家柄なことが多いです。本当に私の個人的なことなんですけど、こちらの方々もあまり得意ではありません(特に男性)。

見た目でも対応が違う

まず、私なんて見た目超アジア人で、ドイツ語が下手で、もう弱点が強すぎるんですよ。日本語でも口は立つほうではありませんし。

ドイツで、すっぴんでジーンズにスニーカーだと敵の前に素っ裸で出るようなもんで、いろんな人から端からなめられます。子供でも連れてるとまた違うんでしょうけどね。

体感として、バッチリ化粧して綺麗目の服を着て武装して堂々としていれば、大抵特別嫌な思いもせずドイツ基準での普通の対応が期待できます。

日本はどんなにぼさぼさでも(どう思われているかは別としても)、だいたい分け隔てなく対応してくれますよね。本当に、本当に感動します。


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海外旅行の際の保険

海外旅行をする際に、ほとんどの方が保険に加入されると思います。でも実際にその保険のお世話になりましたよという方はけっこう少ないと思います。

できることならば、その保険料の分を節約して現地で美味しいものでも食べたいですよね。でも、保険に未加入で渡航するのはもしもの時のリスクが高いし不安・・・。

そこでご紹介したいのが、年会費が無料なのに海外傷害保険がついている楽天のクレジットカードです

渡航日から3ヵ月間の保証

例えば、10日間のヨーロッパ旅行。AIG損保の1番安いプランで1万円と数百円。3ヵ月の滞在であれば、5万円強です。

それが楽天カードを持っていれば、三井住友海上火災保険株式会社の海外旅行傷害保険無料でついています!

AIG損保と楽天カード付帯の保険での大きな違いと言えば、AIG損保の保険には緊急歯科治療の保証がありますし、賠償責任の支払い限度額が大きいという2点くらいです。


楽天カード

年会費永年無料の楽天カード

よく旅行に出かけられる方にはプレミアムカード

年会費が1万円(+税)ですが、内容はもちろん年会費無料のカードよりもグレードアップします!

海外旅行傷害に加え、国内旅行の傷害保険や動産総合保険も付帯している上に、主要国内空港ラウンジの使用が無料海外空港ラウンジが何度でも利用できるプライオリティ・パスが無料で手に入ります!

このプライオリティ・パス、普通に入会すると年間399ドル(4万円強)なんですよ!

海外旅行で乗り継ぎの時間が5時間。どうしますか?

プライオリティ・パスさえあればラウンジで快適に過ごせます


楽天プレミアムカード

国内も海外も旅行にはこの1枚

交通費を1円でもいいから事前に払うこと

一つだけ注意点があります。

それは、楽天カードの保険は「利用付帯」という点です。カードを持っているだけでは保険は有効になりません

旅行中の保険を有効にするためには、日本を出国する以前に自宅から出発空港までの交通費、または海外旅行代金を楽天カードで支払っていることが条件になっています。

事前にわかっていれば難しい条件ではありませんよね☆

ボン ボヤージュ♪



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栗の名産地 イタリア

住んでいると、「イタリアって栗とかヘーゼルナッツがよく取れるんだなぁ~」と思うことがよくあります。チョコレートはヘーゼルナッツが入ったものが多いし、秋になると、栗がうちの近くの山にもゴロゴロ転がっていますしね。

ヌテラもイタリアの商品

ドイツで老若男女に愛されているヌテラ。ヘーゼルナッツペーストが入ったチョコレートペーストなんですが、実はイタリアの商品なんですよ!

イタリアに住んでみると、このヌテラの味に近い(=ヘーゼルナッツが入っている)チョコレートが多いな~と感じます。



自宅で手軽にモンブランが作れる

ジャムなどが売っている棚に栗のペーストを見つけました。ドイツで栗のペーストは見た記憶がなかったので、試しに買ってみました。

Agrimontanaというピエモンテにある会社の栗のペーストです。



原材料は栗、サトウキビ、ナチュラルバーボンバニラ、のみ!

人工甘味料も保存料も入ってなくて、感じの良い商品です

泡立てた生クリームに、このペーストを適当に入れて混ぜるだけで、日本のお店で売っているモンブラン風になり感動しました。手軽なのに美味しい!

一瓶350gで1000円くらい。栗のペーストが350gって結構な量です。パンに塗る、生クリームに混ぜる、以外でどんな美味しい食べ方があるかなぁと考え中です。

日本へのお土産にも喜ばれるかなと思います

公式ウェブサイトも載せておくので興味がある方は見られてみて下さい。

公式ウェブサイト
Agrimontana 栗のペーストのページ


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悪名高き在大阪イタリア総領事館

私はイタリア渡航前のビザの申請を大阪の総領事館で手続きをしました。数々の悪い噂や口コミを見て心配だし憂鬱でした。

申請予約時期に注意

領事館のホームページには

”ビザ申請は出発の90日前より受け付けています。審査には時間がかかりますので、余裕を持って、出発の少なくとも3週間前までに申請してください。”

”当館は完全予約制です。≪予約方法≫よりオンラインでご予約のうえ、ご来館ください。”

と、書いてあります。

私は渡航の45日前くらいに、やっと提出の書類が揃ったのでネット予約しようと思ったら、なんと

渡航の6日前しか空きがありませんでした


特に遠方にお住まいの方は、1ヵ月先までは予約ができない事を想定し準備を進めることをお勧めします!

電話で問い合わせをしたところ、対応してくださったイタリア人男性に「どうしてもっと早く準備しないんですか」などと文句を言われながらも「では、希望訪問日をパスポートのコピーを添付してメールして下さい」とのことで、渡航の理由や複数の申請希望日を記載しメールを送りました。

翌日には返事が来て、渡航の2週間前に予約を入れてもらうことができました。

新大阪から在大阪イタリア総領事館まで

地下鉄御堂筋線の淀屋橋で降りました。6・7番出口から地上に出て、すぐに中之島フェスティバルタワーが見えました。

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橋を渡り、左に進むと、右手側に建物があります。建物の入り口は「渡辺橋南詰」交差点近くにあり、入ってすぐにエレベーターで上に上がります。エレベーターは中之島通り沿いにあります。

ここまで新大阪駅新幹線到着から25~30分で着きました。歩いた速度は、急がずのんびりです。

在大阪イタリア総領事館は中之島フェスティバルタワーの17階にあります。
最初のエレベーターは13階までです。降りて左前方に進むと乗り換えができます。
17階でエレベーターを降りると、イタリア総領事館の扉がすぐ見えます。 

領事館に到着

領事館なので、それ相応のセキュリティーがあるかと思いきや入口のドアは解放してあり、入るとそこに置いてある電話で受付でした。びっくり。

ドイツの日本領事館では、ドアは施錠してありインターフォンで予約の旨を伝えて開けてもらいました。中に入ると、警備員がいて簡単な荷物検査と金属探知機での検査がありましたよ。

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ここ在大阪イタリア総領事館では、解放してある扉から見える電話で受付をしましたが、話すのは「おはようございます。ビザの申請に来ました◯◯です。」のみでした。

ガチャ!!と切られて少し気分が悪かったですが、「ここは日本ではない。悪名高いイタリア総領事館・・・」と自分に言い聞かせます。

私は予約の11時半よりも1時間近く早く到着したので、私より後に来たけれど、おそらく予約は11時とかだったのかなという男性が先に手続きに呼ばれました。

待合室と言っても、広めの通路にソファーや椅子が置いてあるだけで、暇つぶしができるような情報誌等はほぼありません。その代わりに、ビザの申請に来た人が自由に書き込んでよいゲストブックの様なものがあり、文句がたくさん書いてあり、それなりに楽しませていただきました。

実際の手続きで必要なのに何故かチェックリストにないもの

なぜホームページに載っていないのか謎ですが、

  1. 遠方からの方はパスポート返信用の封筒と切手が必要
    「下に郵便局があるので、封筒と切手を用意して下さい」と言われます。

    長形3号(120×235ミリ)、切手は570円、住所と名前はローマ字

    +280円で速達にすることも可能です。

    パスポートを郵送するわけですから、基本的に書留以外は受け付けてもらえません。
    (書留がなくなると郵便局はえらいな責任を問われるそうなので)

  2. 申請料のお釣りが出ないということ
    ではその旨を申請料と共に知らせて欲しいなと思いますけど・・・。

  3. 保証人の残高証明(通帳)は一ヶ月以内のものが必要

  4. 本人の残高証明(通帳)は当日、最低でも前日の出納を記帳をしたものが必要


実際の受付について

受け付けをしてくださる女性は、どうも2人いらっしゃいました。そのうちの1人の態度がとてつもなく悪いと、みなさんおっしゃっているみたいです。

私の受け付けをして下さった方は皆さんが「酷い!」と言っている方だったと思います(もうひとかたは声だけ聞きましたが少し関西訛りで柔らかな印象でした)。

確かに、相手が日本人だと思って話ていると「うわぁ!なんじゃ、この対応!!」と衝撃を受けるかもしれませんが、相手はイタリア(外国)のお役所の人だと思えば、至って普通だと思いました。

領事館というのは、領事が職務を行う在外公館であって、別にサービス」をしてもらう場所ではありませんからね。


他の申請者の方々

待っている間にいろんな方が様々な手続きにいらっしゃっていました。

ビザの申請にはこんな方々がいらっしゃいました。

<私以外の申請者Aさん>

1人、予約に遅刻してしまったという若い女性がいました。しかも1時間も(笑)寝坊でもしたのかな?

その人への対応はなかなかでしたよ~。「書類は?」「全部揃っているんですか?」「そちらで順番通りに揃えてから出して下さい」なかなかな畳み掛け具合でした。

結局、足りない書類があったようで、近郊にお住まいなのかすぐに取って戻って来ていましたが、この若い女性の手は震えていました。

確かに、私も20歳そこそこの若い娘だったら涙がこぼれてしまっていたかもしれないと思うくらい冷たい対応でした。

ただこの若い女性。声もか細くて、座っている足も内股で、そんなんじゃこれからイタリアで大変だぞー。イタリアに行ったら嫌でも強くなるのかな~?とかいろいろ巡らせてしまいました。

でも遅刻しても書類が足りなくても、一応その場で受付してもらえるんですね。

<私以外の申請者Bさん>

アジア系外国人の女性でした。どうも申請の予約を取りに来た&あわよくばその場で申請をご希望のようでした。

申請の予約は基本的にオンラインのみだと理解していましたが、近郊にお住まいの方は窓口でもできるんですね。

この外国人女性は3週間後くらいの日を受付の予約日として言われていました(15日としましょう)。

その方が「私、今でも書類全て出せます!」と英語で言っていました。受付の女性が「え?何ですか?」とか「どういう意味ですか?」とか言っていて、あれ?私でもわかる英語なのになぁと思っていたら、なんと「え?あなたの予約日は15日って言いましたよね?」と一蹴にされていました。

なかなかの「感じの良さ」に思わず笑ってしまいましたが、その雰囲気にも負けずに「言ってみる」という感じが流石外国人だなぁ~と感心しました。

<私以外の申請者Cさん>

50歳くらいの日本人の女性。夫婦でいらしていました。こちらも申請の予約を取りに来た方でした。

この日本人女性も3週間後くらいの日程を言い渡されていて、ご主人と「え、渡航の10日前?(渡航に間に合うか)不安よね!」「聞いてみよ!」と聞かれていました。

「えぇ、確かにリスクはありますねぇ。しかし、それ以前の予約はもうできませんので。」と言われていました。

<渦中の領事館の女性>

この領事館の窓口の女性、日本語は母国語でしょうけど、英語もイタリア語も達者で、凄いなぁと思いますよ。

早口で無表情でかなりサバサバされていますが、対応は外国だったら普通のレベルです。こちらが、ちゃんと目を見てシャキッとニコッとしたら、心は伝わっている感じはしました。

私は悪名高いとは思いませんでした

ビザの申請をしに来た方々が自由に書いているノートに「こっちはこれからイタリアでお金を落としてやろうってのに」とか「上から目線で喋りやがって!」とか「人種差別された」というような書き込みがありました。どうしてそのようなことを書きたくなる状況になったかはわかりませんが、こちらは「3ヶ月以上イタリアに滞在したいので、それを許可してください」など、お願いしている側ですよ。

逆の立場になってみてよーく考えてみて下さい。

外国人が日本での滞在許可を申請しているとして、それが語学学校のビザであれなんであれ、受け入れる側にはある程度のリスクもあると思うんです。

日本に住みたい外国人はどんな方でも受け入れますか?お金はないけど日本で稼ぐ予定だから大丈夫という人はどうですか?相手が母国でお金持ちであれば、いいですか?ビザが切れたら母国に帰るという保証は、必要ありませんか?

観光が目的ではない外国人はお客様ではありませんよね?

もう一度言いますが、領事館というのは、領事が職務を行う在外の公館であって、サービスを提供している場所ではありません。

まぁ私も今までイタリア以外のところではいろいろありましたので罵りたくなる気持ちもわからなくはありませんけれどね・・・。

まとめ

今回のビザ申請で一番焦ったのが申請の予約日でした。

余裕を持って申請の予約をするというのは、渡航の一ヶ月前には申請ができるように、渡航の二ヶ月前くらいには全ての書類を揃えて申請の予約を入れるつもりで準備するということなんだなとわかりました。

私がイタリアに渡航する方向になり、いろいろ調べ始めてから渡航日まで約5ヵ月でした。初めはのらりくらりしていましたが、渡航前2ヵ月間はなかなかスリル満点でした。

申請からは1週間ほどでビザ付きのパスポートが自宅に届きました。

領事館の方には、訳あって無理を言ってしまった部分もありましたが

大変常識的に対応して下さいました。

しかも、週末やイタリアの祝日もあったのに、この速さ。驚きました。

渡航まで1週間でしたので、パスポートが届いた時は安堵しました。ありがたや。

他の申請に来られていた方々も問題がなかったようで、「ビザが出来たらお電話致しますので取りに来てください。だいたい1週間くらいです。」と言われていました。

申請者が書類も条件もバッチリ揃えて申請すれば、審査は普通に通るイメージです。

今回のビザ申請での在大阪イタリア総領事館についての印象を総括すると、

イタリアの領事館は日本だと思うべからず。
でもイタリアにしては仕事が早い!



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