渋々イタリア生活。早くドイツに戻りたい(・ω・ノ)ノ

いやぁ、まったく人生というものは予測がつかないものですね。 これから海外生活を始める方などの役に立てる情報があるといいなという気持ちも込めた、日々の雑記兼吐き出し口です(笑)ドイツ生活中級、イタリア生活超初級( ̄▽ ̄) 努力をすればどうにかなるものなのか??? (※新型コロナウイルスの影響でイタリアに戻れなくなり現在日本滞在中)

カテゴリ:日独伊 > 思想的なものとかについて

先月末にベルリンに少女像が設置され、10月14日までに撤去が命じられていますね。

撤去に反対する署名も集められているし、10月13日にはデモも予定されています。

もちろん韓国系市民団体に対してもいい加減にしてくれと思いますが、更に嫌気がさすのがそれに協賛している日本人団体の存在です。

こちら↓のFacebookのページでベルリン在住の一部の日本人の方々の活動と思想が覗き見できます。とても「分かりやすい」ので、どうぞ一見されてみてください。
日本語deトーク
 
リンクを貼って繋がるのも嫌なので貼りませんが、今回の少女像を設置した団体のサイトの一つ「慰安婦.de」のページには、日本人団体が関わっていると明記してあります。
※慰安婦のところをtrostfrauenと入れればそのサイト(独語)に行けます。

基本的に政治やこのような問題について書きたくないと思っていますが、日本では取り上げられない人々の存在も知ってほしいと思い、短いながらも記事にしました。

記事を突然消すこともあるかもしれませんが、悪しからず・・・。


【関連記事】
こちらで少し詳しく書いています

このエントリーをはてなブックマークに追加 mixiチェック

musiker

さて、ドイツのノルトライン=ヴェストファーレン州でフリーランスの芸術家への補償支払いが既に行われたということは

日本が税金で芸術文化を援助するのは変ですか その1

で書きましたが、当州以外の州の補償等の状況はどうなっているか見て行きたいと思います。


長くなったのでページを分けました。その1はまだ読んでないよ~という方は、まずはその1をどうぞ。



ドイツの他の州は?

ドイツの16の全ての州で援助の申請が出来ます。

企業向けというか特に業種でのくくりはありませんが、芸術家への援助を特別に設けている州もあります。

やはり州により金額や条件が違いますが、従業員の数が


5人までの企業には9.000ユーロ(約100万円)

10人までの企業には15.000ユーロ(約180万円)

50人までの企業には30.000ユーロ(約360万円)


という州が多数でした。この提示の金額がまるまるもらえるのか、最高がこの金額であるのかは州によって違います。

だいたいどこも返済の必要はないようです。


他の州と大幅に金額が違うのはハンブルク州とラインラント=プファルツ州です。

ハンブルク州では

従業員がいない個人事業者でも最高11.500ユーロ(約135万円)

従業員が5人までの企業には最高14.000ユーロ(約165万円)


ラインラント=プファルツ州では

従業員が5人までの企業に最高19.000ユーロ(約225万円)


この様な金額が援助されてるようです。


「芸術家」と特定の職業を名指ししたのは、ニーダーザクセン州、ザクセン=アンハルト州、ノルトライン=ヴェストファーレン州の3州でした。

ニーダーザクセン州は他の従業員が〇人まで~のところにあてはめられるようです。

ザクセン=アンハルト州では最高2ヵ月まで月に400ユーロ支払われるとのことです。

ノルトライン=ヴェストファーレン州は先述の通り最高2000ユーロ支払われました。


※ここに書きだしたのは今回の救済措置の一部で、条件や貸付についてなど各州それぞれあります。


芸術って生きて行く上で必要ない?

芸術とか文化って、本当に無くてもいいものなのでしょうか?

全くなくなっても、問題ない???

実は昔から気になっていたところではあるんです。

芸術や文化の影響って目に見えにくいですよね。数字で表せないじゃないですか。

芸術や文化は、食料のように手に入らないとすぐに死んでしまうようなものではないかもしれないけれど、あった方が心穏やかに過ごせることは間違いないと思うんですけどねぇ・・・。

なかなか自分でも明確な答えが出せないテーマなんです。

ん~、例えばなんですが、芸術文化はひとつの「教養」とは考えられませんか?

昔わたしがドイツで学生だった頃、「寮で音楽会を開くから聴きに来て!」と医学部の友達に誘われたことがありました。

先約があったのか随分と遅刻してしまったので最後の方しか聴けませんでしたが、演奏者はその寮に住んでいる学生とその友達でした。

医学部の学生が集まって各々が弾ける、ピアノとかハープなどの楽器を演奏していて、「うわぁ、ハイソ~!」との印象を持ったのは確かです。

「教養」

ん~、いまいち説得力に欠けますよねぇ・・・。

じゃあ、

「コミュニケーションの一手段・・・?」

違うかぁ・・・。

じゃあ、

「心の栄養剤」

ちょっとお花畑すぎますかね・・・?


国民の幸福度

日本って、治安も良くて経済的にも豊かで、自然にも恵まれて、医療体制もインフラも整っていて、食べ物も美味しくて、

とっても良い国だと思うんです。

だけど幸福度が低いのは何故なんでしょう???


先日2020年の幸福度ランキングが発表されました。

ドイツは17位、

イタリアは30位、

そして日本は62位。

どよ~ん。


このランキングはただ単に国民が幸せを感じて生活しているかという集計をとったものではなく、GDPや平均寿命等様々な項目をポイント化して出したものなんだそう。


今回の新型コロナウイルスの騒動で、合点がいったことありました。

①日本の生産性の低さの原因

今まで凄く不思議だったんです。なぜドイツ人は1ヵ月も夏休みが取れるのか(学生とかではなく、勤めている人の話ですよ)。

今回の有事でハッキリとわかりました。それは日本の

優柔不断さ。

日本は決断に時間がかかるのですね。

ドイツ人がとっくに採決してリゾートでの~んびりしている間も、日本人は「あーじゃないこーじゃない」と二転三転しながら議論でもしているんでしょう。

政治でもそうですもんね。

今回もメルケルさんは決断が早くて無駄がなかったなと思いますよ。

一つのことを決めるのにかかる時間が短いので、いろんなことがさっさと決まり発表がされ気持ちがいいです。

芸術家への支援に関しても、具体的にはまだ決定していないとしながらも「支援する」とすぐに言っていました。

「首相が支援すると言った」というだけでも当事者たちはホッとするものでしょうが、実行に移したのも早かったですね。

日本って、なんでこうも時間がかかるのでしょうか?批判はすれど代案もなく全然協力的じゃない人達がいる?事を決定できるまでのステップが多すぎる?

言い換えると、「慎重」なのかもしれませんが、ドイツのように決断が早いと国民の不満は最小限に抑えられ幸福度も上がる気がします。

こんな調子じゃ、世界を相手にした時に日本は後手後手で他のさばけた国々から置いてけぼりにされているではなかろうか、という印象です。

ま、ドイツ政府の決断の速さも今回は成功ですが、他の事案で「焦って失敗したな」と思うこともたまにありますけどね。


②幸福度と隣人愛

ドイツでは補償の手続きが始まる前に、まず動いた人たちがいました。

演奏会がなくなっても給料はもらえる正規雇用の音楽家たちです。

様々な正規雇用の音楽家の方々が、収入が途絶えてしまったフリーランスの音楽家の為にYouTubeで演奏を配信し寄付を募ったんです。

ちょっとハッとしましたよ。

「大変だろうね」と同情の声を掛けるだけではなく、この行動力。しかも見ず知らずの人を含めた他人の為に。

日本が税金で芸術文化を援助するのは変ですか その1で書きましたが、日本では「アリとキリギリスか」「生活できないならやめろ」と罵られるのに・・・。

他人を助けるために行動する。これがキリスト教の国の隣人愛なのでしょうか。

海外のセレブたちも早々に高額寄付していますもんね。

もちろん日本人全員がそうとは言いませんが、日本全体として見た時に価値観がちょっと違うなと思わされました。

人はボランティア活動が増加するほど満足度が高くなる生き物だそうですよ。

日本人全体がもっと幸福を感じるために足りない所の一端はここにもあるのではないでしょうか。

大変だと声を上げている人、困っている人々を批判するのではなく、自分なりに助けてあげられる方法を考えるくらいの気持ちが持てるようになりたいものですね。


コロナ以外のニュース

日本って幸いにも海に囲まれた島国なので、陸続きの国々のように取ったり取られたりという経験が少ないので危機感が薄いのは仕方がないことなのかもしれませんが、隣国の軍事活動への関心も忘れてはいけないと思います。

新型コロナウイルスで世界中が混乱している最中であるにも関わらず、軍事活動は平常運行されています。

例えば、2020年に入っても平均毎日4隻の中国公船による接続水域への入域があり、平均4隻の領海侵入は月に1~2回ほど継続して行われています。

漁船じゃなくて公船ですよ。

前回の侵入は4月8日、その前は3月20日でした。
einfall

海上保安庁のページより


北朝鮮も3月には4回、4月に入っても14日にミサイル発射しています。

日本はあまり関係ないかもしれませんが、4月24日からはイスラム教の断食月ラマダンが始まります。ラマダン月にはテロも増えます。


世界中がなんかもっと平和に、友好的にならないかなぁ・・・。


ありがとうございました

今回はその1とその2に分けたほど随分と長文になってしまいましたが、最後まで読んで下さりありがとうございました!世界中で1日も早く元の生活ができるようになりますように。


【関連記事】
イタリアの労働生産性が意外にも高い件


まぁ文句ばっかり言っていないで、よそにも目を向けてみましょう


日本の勝手な片思い・・・


ラマダンについて



このエントリーをはてなブックマークに追加 mixiチェック

pianist

ドイツのノルトライン=ヴェストファーレン州でフリーランスの芸術家への補償支払いが完了して8日が過ぎました。

日本語ではドイツに関して真偽いろんな情報が飛び交っているので、自分なりに調べたことをぼやきつつ綴ってみようと思います。


国で芸術家を援助するのは変?

3月半ばでしたが日本クラシック音楽事業協会や日本芸能実演家団体協議会が日本政府に公演の中止又は延期に伴って生じた損害への補償・補てん・救済策など、適切な対応を求める要望書を出しました。

要望書を提出したという事実に対しては「へぇ~」くらいの感想しかありませんでしたが、書きこみは想像以上に心無いコメントばかりで、そっちにおったまげました。

どんなコメントがあったのかちょっと長くなりますが書きだしてみますのでご覧ください。


日本芸能実演家団体協議会の要望書提出についてのコメント


こんな感じでした。


「上から目線の図々しいえらそうな態度が演劇界の衰退の根本原因だと思う」

ん~、お願いしているのだから下からだと思うのですが・・・。


「この人たちは自分たちだけが困っていると思っているんですかね。半島の連中と同じ感覚ですな」
「俳優・演出家団体にも経済的支援をするなら全企業に支援を行わないと不公平」
「声の大きい人達だけを優遇すべきではない」
「普段から補償金もらってるだろう」

まぁ、いろんなところから悲鳴は聞こえているので、ここだけ支援するということにはならないとは思いますが、声も出さなければ伝わりませんからね。


「リアルなイソップ童話とアリとキリギリスの話みたい」
「なんでもかんでもコロナのせいにして甘ったれんな。税金払ってない夢追い人にびた一文払ういわれはないでしょ」

なかなか厳しいご意見ですね。税金を払っていないというのは偏見だと思いますが・・・・。


「別に強制されたわけじゃなくご自分たちで選んだお仕事ですよね」
「誰も頼んで演劇やってくれと言ってない。好きでやってんでしょ。」

世の中はそうやって成り立っているのではないでしょうか・・・。それに演劇等の舞台芸能に関わる仕事は舞台に立つ人だけではなく、たくさんあると思います。


「そういう職業なんです。支援求めるのは筋違い。」
「そういうことも含めて芸の道に進むものではないのか」
「大変なのはわかるがもともと不安定な職業」
「ある意味、AIで仕事を失う業種と同じで必要性の低い業種なのでしょう」
「エンタメは生活必需品ではなく趣向品であることを忘れてはいけない」

そうなんですね・・・。私は演劇の関係者ではありませんが、言い返せない、このもやもやはなんなのでしょうか。


「バイトでもなんでもして食つなぐしかないのでは」
「公演中止になったら時間もあるだろうからアルバイトでもすればいい」
「食品関連や福祉などは食いっぱぐれはないですよ」

そうですよね。そうなんですけどね・・・。


「ネット配信とかDVDブルーレイ化で稼げばいいのでは」

それはあまり現実的なご意見だとは思いませんねぇ。


「自粛要請に従った結果、と言い出すところが恐ろしい」
「自粛要請に対して自発的に協力しておいて補償しろはないと思います」

じゃあどうしたらよかったんでしょうか。


まぁ大体こんな感じです。こんな中にも心あるご意見もありました。
こちら☟

「多少でも所得につながれば所得税を納められるので、結果、国や都道府県市町村の財源確保につながりますよね」
「政府はこの業種を名指しで自粛要請していますからね。それなりの保証はするべき。学校や子育て世代だけ保証と言っているから反発が出る。これらの業種を必要ないものという人々がいるけど、それならあなたは娯楽ゼロでいきていけるのですか?と言いたい」


日本クラシック音楽協会の要望書提出についてのコメント


こんな感じでした。


「ただただあさましい」
「あの高貴なクラシック音楽のイメージとは全く正反対の、下劣で卑しい主張に唖然とします」
「この声明は残念、というよりアホかと思いました」
「クラシック関係者は元々金持ちの家が多いせいか音楽関係でも頭おかしいやつが多い」

な、なんと!凄い侮辱のされよう・・・!


「損害はあんたたちのところだけじゃない」
「ポピュラー音楽と違い採算が取れないから税金や自治体の補助金で補てんされるのが当たり前と考え方を改めましょう」

まぁ、そうですよね。みんな大変ですよね。
でも黙っていたら政府だって現状を把握できないと思います。


「こんな状況になって一番最初に『切られる』分野」
「普段から日本国へ金銭的にでも大きく貢献しているつもりか」

ひぇ~冷酷ですね!


「クラシック?聴いたこともないわ。」

そうですか・・・。まぁ、好きになる機会でもなければわざわざ聴かないかもしれませんね。


「なぜ一部の愛好家の為の物に国民の税金を使わないといけないのか」

ん?クラシック音楽を供給する側の話ですよ。仕事です。仕事。彼らも歴とした納税者です。


「コロナまん延に一役買っているのはこういう団体。こいつらが悪者。」
「自分らで入場者を把握し、何かあった際は責任とれるならやれると思う」

え?なんで、なんで??どうやって一役買うの?
演奏会でクラスター感染したりすると大変だし、責任なんてとれないと思うし、だから中止とか延期になっているのでは?


「ホールをいっぱいにできないアーティストまで全部入った場合と同額の保証を求めてきそうで怖い」

チケットの売れ高で出演料が決まるんですか?

例えば、日本の某放送オーケストラの演奏会がテレビで放送される時に「あら~お客さん入ってないなぁ」とか「今日は結構満席だなぁ」とかよく思っていますが、奏者の出演料がそれで変わるとは思えません。長期的な意味では変わってくるかもしれませんが、それには様々な要因があるでしょうし。


「仮にコロナがなかったとしてそれだけの収入が見込めたのかはなはだ疑問」
「これくらいで生活困窮するような芸術家は普段からそんなに稼げていない」
「水商売なんだから仕方がないよ」

まぁ、「10年に1回、ウィルスが流行って仕事ができませんよ。次は2020年頃です。」と事前にわかっていて今困難に陥っているならば自業自得かもしれませんが、今までは普通に生活できていたのでしょうから、そんな風に言わなくっても・・・と思ってしまいます。


「生活できないならやめるべき」
「音楽以外に能力がないのですか?就活でもしたらどうですか?」

音楽をお仕事にされてる方々って、これまでの人生、たくさん練習に費やしていらっしゃったんだと思うんです。例えば、突然お医者さんが働けない状況になった場合「勉強以外に能力がないのですか?就活でもしたらどうですか?建設業界は人手足りてないみたいですよ。」ってなるんですか?なるんでしょうねぇ・・・。


「こんな程度の連中の音楽なんて社会に不要なんだけどね。」
「音楽業界が死んでも困らない」

えぇぇぇぇ~~~っ!!!!なんかもう、いいのそんなんで?


「YouTubeで配信でも始めたらいいと思う」
「家にこもりっきりの親子向けに楽しい音楽をYouTubeで配信して新しい顧客層を広げるとか」
「関連業種の大手であるJASRACさんに頼られてはどうでしょう」

まぁねぇ。YouTubeでの配信の仕方を学ぶ機会にはなるかもしれませんね。

音楽家の方に家にこもりきりの親子向けに娯楽を提供を促していますが、じゃあ逆にコメ主さんが音楽家の方々の為に何かできないか~という考えには及ばない?

JASRACさんに頼るというのは何を意図されているのかがよく分かりません。楽曲利用にかかる著作権料の支払いへの補助か何かを国に要請してもらうとか???


「こういう時は普段できない事を試す・技術をブラッシュアップするなどの機会にすべきでは」

言われなくともされていると思いますよ。


「政府もまさか本気にしないでしょうね」
「他に使うべきところはある。こんなものに補てんしたら国が潰れる。」
「1円も補てんする必要なんてない」

う~ん・・・。そうかなぁ・・・。




刺々していないコメントはこちらの二つのみでした。

「文化活動はこういう時、軽んじられてしまう。こういう荒んだどきにこそ活かされると思うのだけど」
「文化を軽視するならばとても先進国だとは言えない。世界の笑いものになる。」


ドイツ政府が言うには

因みにドイツ政府は芸術文化について

「この危機のもとでも芸術と芸術家たちの未来のために支援の努力をする。」
「芸術への補助金は重要な投資」
「一度失ったら、それを取り戻すのは難しい。」

なんてことを言っています。


ドイツは連邦制

※政治とか、歴史などのいわゆる社会の科目はあまり得意ではないので、「詳しい方からはご指摘を受ける部分もあるかもしれません」という前置きしておきます。

ヨーロッパは、成り立ちが複雑な国が多いです。

現在私たちが「ドイツ」と呼んでいる国も、今の国土になったのは実はたったの30年程前なんですよ。

「元々は」と言うと、どこまで遡ればいいものか迷いますが、150年程前に統一されたドイツ帝国は22の王国、大公国などの君主国と3つの自由都市から成る連邦国でした。

その名残なのか、現在も連邦制を採用していて、16ある州でいろいろと違いがあります。

基本的な法律に違いはないようですが、例えば州により学校の休暇(夏休み)の日程が違ったり、公立の大学でも費用が違ったりします。

国民の休日ですら州ごとに違いがあり、全国統一されていません。

教員免許を持っていても取得・勉強した州が違うと教員として働くことができない州もあるようです。

こんな風に、日本国内の感覚とはちょっと違うところがあります。


既に支払いが済んだとは

日本は新型コロナウイルスの影響での国民への援助を一律10万円とか世帯で30万とか、いろいろ言っていましたが、申請制で10万円というのでとりあえず落ち着いたんですかね。

先述の通り、州によりばらつきがあるドイツですが、国としてはいち早くフリーランスの芸術家への援助を宣言しました。

その中でもノルトライン=ヴェストファーレン州は4月9日、フリーランスの芸術家への補償の支払いが行われました(他の州でも「事業主」への支払いは既にあっていたようですが)。

ドイツでもフリーランスの芸術家への直接の金銭援助には賛否両論あるようですが、ここノルトライン=ヴェストファーレン州では17000以上の申請があり、一人最高2000ユーロ(約22万円)が支払われました。

資産の有無に関わらず返金の必要はありません。


迅速に対応が出来るようオンラインで申請が受け付けられていましたが、悪い人達はこの機会を見逃しませんでした。

巧妙な偽の申請サイトが作られ、偽物だとは気がつかずにそこで申請をしてしまった人や会社の情報はそのままで、振込先のみ変更されて本物の申請がされていたとのこと。

詐欺ですよ!

犯人はドイツ国外のようですが告訴?告発?はされているようです。

銀行振り込みなんだから足がつくでしょう???と思うのですが。

詳しい被害はまだ分からないようですが、3500~4000の企業や個人情報が流出し、金額としては最高で2ケタの100万ユーロの範囲(っていくら?1000万ユーロってことかな?)だそう。

巧妙でないものを含めドイツ国内では現在100以上の新型コロナウイルス関係の偽サイトが特定されているそうです。

こんな事件があったので、この州では一時オンライン申請の受付が中止になっていましたが、今日から再開されたもよう。

日本も気をつけましょうね。


ノルトライン=ヴェストファーレン州とは

ノルトライン=ヴェストファーレン州はドイツの左真ん中くらいにある州で、人口がドイツで一番多い州です。

ドイツで一番多く日本人が住んでいるデュッセルドルフ、大聖堂があるケルン、サッカーで有名なドルトムントなどは日本でもなじみがある街だと思います。

東西分断時代の西ドイツの首都ボンも、ここノルトライン=ヴェストファーレン州にあります。

あ、あと忘れてはならないのはルール工業地帯ですね。


ちょっと長くなったので、ドイツの他の州での対応についてページを分けたいと思います。

続きはこちら☞ 日本が税金で芸術文化を援助するのは変ですか その2

その2では、ドイツのノルトライン=ヴェストファーレン州以外の州での補償や、日本人がなぜドイツ人より幸福を感じられないのかなど考察し書きました。

その2、続きです☟

このエントリーをはてなブックマークに追加 mixiチェック

zu-n

所変われば感覚や常識も違ってくるもので、ついつい日本の感覚でやってしまって「失敗したな~!!」ということを2つご紹介したいと思います。

※私は女なので、女性同士の会話をご想像くださいませ。

良かれと思って?いや、他に話題がなくて?

日本で、久しぶりに会った日本の友達や親せきとの会話を思い出して下さい。

「わぁ、久しぶり~」

「元気~?」

で、特別に話したい事がない場合や思いつかない場合、どういう会話になりますか?

例えば、こんなセリフ、言ったり言われたりしたことありませんか。


「え~何か痩せた~!?」


この挨拶、なんか日本人特有だなと思うんです(もしかすると韓国とか、日本から近い国の人も言うかもしれませんけど)。

私の知る限り、日本の感覚でもってドイツでこれを言うとかなり微妙な空気が流れます。日本みたいに「いやいやいや、全っ然よ!」みたいな、にこやかな返事は返ってきません。

かく言う私も、ちょっと長めの日本一時帰国から戻りたての時につい言ってしまって不穏な空気が流れました。

2年ぶりくらいに何人かの元同僚に会ったんですよ。凄く好意的でたくさん話しかけてくれる人と、普通に「わぁ!元気?今何やってんの?」くらいの挨拶の人が大半だったのですが、一人だけそっけない人がいたんですよ。

それで、何か話さなきゃと焦っちゃって、つい言っちゃったんです。

「何か痩せたでしょう」

って・・・。

だって、明らかに白髪が増えていて、しかも離婚調停中だとかいう噂もチラッと聞いていて、「大変そう→痩せたもの当たり前→ひょっとしたら『いやぁ今ちょっといろいろ大変で』とか話してくれるかも」という考えがよぎったんですよ。たぶん。

も~、大失敗でしたよ。言った0,5秒後には「しまった!」と思いましたよ。

「そう?まぁ、あなたが居た時は私は産後だったんじゃない?」

と言われて会話は終わりました・・・。

チーン。

まぁ、欧米の友達や知り合いに、痩せた太ったに限らず基本的に容姿に関してコメントするのは注意が必要なんですよ。

良かれと思って言ったことも、相手も日本人の感覚と同じとは限らないしね。

例えば、「顔ちっちゃ~い」。

日本で言ったらどちらかと言うと褒め言葉ですか?

ヨーロッパには、顔が小っちゃいことがコンプレックスの人もいるんですよ。

ポーランド出身のある女友達は「私のお母さんには私を十分な大きさの頭に産んでくれて感謝している」とも言っていました。

どうも、「顔が小っちゃい→頭が小さい→お馬鹿さん」みたいな感覚があるようです。

それと似ていて、うちのポチは高い鼻がコンプレックスです。

※あ、因みにドイツやイタリアでは鼻は「高い&低い」ではなく、「大きい&小さい」とか「長い&短い」と表現します。だからピノキオの鼻も長くなるんですね。

「じゃあ半分くれよ」と、もらえるもんならもらってやりたいくらいですが、私が初めてポチの実家にお邪魔した日も、家に着く前に「うちの家族はみんな鼻で親族ってわかるから・・・」と何度も前置きがありました。それくらい気にしています。

でもポチ、日本に行くと「うわぁ、鼻高~い!」と言われまくっています。爆

「日本ではね、高い鼻の方がカッコイイんだよ」「みんな羨ましいんだよ」「褒められてるんだよ」と何度も説明してあげたので、最近は受け入れていて満更でもないようです。

まぁ、あれですね。私もポチのおばあちゃんに「本当にこんななのね~!」と、両手でおばあちゃんの目尻を引っ張ってキツネの顔みたいにされた時は心中複雑できっと笑顔が引きつっていたでしょうが、みんな悪気はないんですよね

「うわぁ、手足短いね~」とか「うわぁ、顔平べった~い」とか「うわぁ、顔おっきいねぇ!」と言われたら、例え相手のお国ではそれがクールだとされていても、日本人だったら良い気がする人は少ないのではないでしょうか。

こういうわけで、容姿に関しては嫌な気持ちになる人もいるので触れないに越したことはありません。

「髪切った?似合ってるね!」や「その服、可愛い!」など、生まれつきの容姿などではなく、その人がチョイスしたものを褒めるのは喜ばれます。


【関連記事】
「1~2個嘘ついただけで鼻が高くなるなんて・・・全然罰じゃないんだけど」と思っていたピノキオの話、イタリアでは大変に嫌な事なんだなと最近やっと理解ができました。日本人向けにするなら「どんどん鼻がぺっちゃんこになる」とか「どんどん目が小さくなる(細くなる)」とかでしょうか。



謙遜という美徳は通じない

ドイツで着ていると何故かお褒めの言葉をいただく普段着があったんですよ。

日本人には

「え?これ?買ったの地元のイオンだよ

なんて言うと

「マジかー!笑」「イオン最高やなー」

とウケていました。


ドイツ人から褒められた時です。

「ありがとう!」と返したはいいものの、なんだか先が続かず

「これ安かったの!」

と言ってしまいました。

日本人が相手なら

「えー、1000円に見えな~い」

とか、そんな返事が返ってくるじゃないですか。

ところがドイツ人が相手だと、シーンとなってしまいました・・・。

日本では褒められたものや差し上げるものに対して謙遜して「大したものじゃないんです」と言うのは一応美徳とされているじゃないですか(まぁ最近はこれも変わりつつあるかもしれませんが)。

当たり前かもしれませんが、こういう感覚は欧米では通じません。

アメリカ在住40年の日本人の知り合に「外国では『これ美味しいから食べて』ってプレゼントするよねぇ?」「『そんなに高いものじゃないんだけど』とか絶対に言わないよね」と言ったら「うん、そうそう。『これ、ニューヨークで1番美味しいクッキーだから食べて』って言う」と言っていました(「ニューヨーク」の部分は「例えば~」の話ですけど)。


ファッション関係はださださのドイツですが、それでも可愛いものに敏感なドイツ女子ってたま~にいるんですよね。

そういう人達は私の日本で手に入れたアイテムに興味津々です。「これ可愛い!」と言われたら「ありがとう!これ日本で買ったんだよー!」と返すようにしています。

そうすると「やっぱりねぇ~!」と羨ましそうにしてくれます。褒められた時は遠慮なく自慢する方が円滑なコミュニケーションをがとれるような気がしています。


Top画はなのなのなさんによるイラストACからのイラストです
このエントリーをはてなブックマークに追加 mixiチェック


zouri

佳子さまが和装でつまずいた?

私はほぼ毎日、インターネットで日本のニュースを読んでいます。日本で起こっていることや話題になっている物事にも多少は興味がありますからね。

まぁチェックするのは大抵Yahoo!ニュースです。ヤフコメもいつも楽しく読ませていただいています。

そんな中、佳子さまのオーストリア訪問の記事に対して気になるコメントがありました。

「現地の新聞社が佳子さまがつまずいたと皮肉交じりに書いている」

というものです。


その他の内容から、元々のソースは私も読んだオーストリアの女性ジャーナリスト2人が書いた記事だとすぐにわかりました。

私が書いた彼女らの記事については>>こちらをクリック


私は別に翻訳家でもありませんし、まず母国語でありながらも日本語はあまり得意なほうとは言えませんが、読んでくださる方に出来るだけ忠実にお伝えできるよう、気をつけているつもりです。

怪しい単語が出てきたら辞書を使って確認します。自身は意味がわかっても人に伝える為の適切な日本語が思い浮かばないことも多々あります。

たまに自分の誤訳というか、読み飛ばしによる勘違いに気がつくこともあります。

なのでヤフコメを見た時に、まずは私が誤訳してしまったかもしれないと疑いました。

すぐに元の記事を確認しましたが、ん~、つまずいたとは書いてないと思うんですよね。

しかし、なんだかスッキリしないので逆に2種類の「つまずいた」というドイツ語をそれぞれに入れて佳子さまのニュースを検索しましたが、何もヒットしませんでした。

さらに、ドイツ語で「つまずいた」ということを書くとすると、「○○のせいでつまずいた」のような文章になると思うんですよね。例えば今回の状況ならば「絨毯のせいで」など・・・。

なので「絨毯 佳子 日本」というドイツ語でも検索してみましたが、全く何も見つかりませんでした。


「つまずいた」の出どころ

どっから「つまずいた」と出てきたのか気になって仕方がありませんでした。

日本語での記事は検索すると1件すぐに見つかりました。

Kニュースというサイトです。
(一応ふせているつもりです)


しかしYahoo!ニュースのコメ主は、この日本語の記事には載っていない元記事の社名を挙げていました。

このKニュースの日本語での記事のライターと、Yahoo!ニュースのコメ主が同一人物かという点はわかりませんが、「つまずいた」の出どころを突き止めましたよ。

Google翻訳でした。

まぁ、ヤフコメは一部を除き一般人のコメントなのでいいですよ。

だけどライターを自称して記事を書いている人が外国語の記事をGoogleに翻訳させて作文してお金を稼ぐだなんて・・・、質の低さに驚くと共に日本の大学を思い出しました。

外国語の授業の課題を提出するのに、ガッツリGoogle翻訳そのままで出す学生がいるんですよ。いろんな意味で残念ですよね。そもそも、そんな意欲で大学に行く状況って、どうなんでしょう。

でも、きっとこういう気質の学生だった人が社会に出た今も適当な記事を書いているのだろうなと想像しました。

同ライターの他の記事にも目を通しましたが、あたかも自分の目で見たかのごとく書いてあります。読者の気持ちを煽るような内容が多く、文才のない私からは到底考えられない作文能力を羨ましくさえ思いました。

そして今回、世の中にはいかにいい加減な記事がはびこっているのかという勉強になりました。

因みに、このライターに警鐘を鳴らしているページがこちら。参考になりました。

日本の皇室関係の記事を読んでいていつも思うのですが、ぺらっぺら喋っている「皇室関係者」とか「宮内庁関係者」って誰???架空の人物ですか???


ついでに、出されたケーキについて

9月16日、月曜日に大統領を訪問された際の質素なテーブルや水についてコメントされている方がたくさんいましたが、正直わたしはテーブルについては全く気にならないと言うか気がつきませんでした。

私が大統領と席につかれている写真を見た時に思ったのは、「あー!ホテルザッハーのケーキだ!私も食べた~い!」という事と、飲み物は水なのに側に置いてあるミルクピッチャーみたいなのは何だろう・・・という2点のみでした。

その次に思ったのは、佳子さまはこの水を飲まれたのだろうか・・・どうやって?ストローは用意されていないだろうから、直接?いや、そしたら唇の跡が残るだろうし・・・とかそんなことです。

シュガーポットらしき物が写っている写真もあったので、後でコーヒーでも出てきたかなと推測しました。

因みに、ザッハーのチョコレートケーキですが、普通は12~22cmのホールケーキ、店内ではそれをカットしたものが提供されます。

ホールケーキを出すわけにもいかないし、カットしたケーキを出すのも微妙なので、「オリジナル・ザッハー・キューブ」になったのだと思います。

ザッハーのホームページでは、別売りで一つ5,5ユーロ(1ユーロ120円として660円)、8つ入りで34ユーロ(1ユーロ120円として4080円)というオンライン価格になっていました。

あれ、上に乗っているチョコレートが硬いんですよ。エレガントにフォークで切るのは難しいだろうし、上に乗っているチョコレートだけ初めに剥がすとしてもしっかりとくっついているので難しいだろうし、人前では手をつけないのが正解だな・・・なんて思いました。

この面会での一場面の写真を元に「歓迎されていないのではないか」などとコメントを見受けましたが少し安易な気がしていますよ。

これは私の憶測でしかありませんが公開されていないところではちゃんとおもてなしされていると思っています。

このエントリーをはてなブックマークに追加 mixiチェック

WIEN

注目の欧州訪問

さてさて佳子さま初の海外公務ですが、ドイツ語では今までになく結構たくさん記事や映像が出ているという印象です。いろいろとヒットしたので、なかなか興味深く拝読・拝見させていただきました。

気になるところもた〜くさんありましたよ。

今まで、ドイツ語圏では日本の皇室に関心は薄いかな〜という印象でしたが、オーストリアでは何やら盛り上がっています。


【関連記事】
ドイツが気になるのは雅子様のご活躍よりトランプの粗探し


基本的な報道

今回の佳子さまのオーストリア訪問は、国交150周年記念のをお祝いするという理由での訪問とされています。

秋篠宮さまと紀子さまの次女で、4月に退位した明仁天皇と美智子皇后の2番目の孫です。

若い頃は成功を収めたフィギュアスケーター、そして様々な専攻を複数の国際的な大学で学ばれました。

という佳子さまの紹介はどの記事でも同じ定型文のようなので、宮内庁がオーストリアのプレス用に出した公式プロフィールなのかなと感じました。

どこを観光されるかなど詳しく書いてある記事もありました。

佳子という名前は、例えば「美しい子」などたくさんの意味を持っている。

と紹介している記事もあり、「へぇ〜」と思い調べましたが、圭という字は整っている様子を表し、それににんべんを組み合わせた佳という字は「整っている人=美しい人」を意味するそうです。

ある映像のニュースでは

「24歳の、テンノーの娘」

との説明がされていました。聞き間違えかと思い、巻き戻して確認してしました。違うぞ〜!

ただ、同じニュースで後に「カイザーの弟の秋篠宮の2番目の娘」との説明があったので、もしや「テンノー(天皇)」と「カイザー(ドイツ語で皇帝/天皇という意味)」がほぼ同義だということがキチンと理解されていないのかもと思いました。

ちなみに、ニュース記事なんかでは上皇・上皇后に当たる言葉はわざわざ書いてありません。

まぁ、ややこしくなるので一般市民が読むニュースでは「退位した天皇皇后」で十分というところでしょうか(書いている人もよくわかっていない可能性も否めませんが)。

だったら、125代天皇と書けばわかりやすいような気がしますけれどもね。


大統領を表敬訪問

佳子さまは月曜日にファン・デア・ベレン大統領を表敬訪問されました。会談の主なテーマは10月18日〜23日の大統領訪日についてだったそうです。

佳子さまのオーストリア訪問については、だいたいどこでもこのように書いてあります。

日曜日から木曜日まで5日間オーストリアに滞在されています。訪問中は写真と映像の撮影会のみで、記者会見等は予定されていません。

メディア向けには、申し込みをしたメディアが入場できる16日(月)と18日(水)の時間等が出ていました。

オーストリアのカメラマンだけではなく各国からたくさんのカメラマンやジャーナリストが詰め掛けているようです。

床に這いつくばって撮ったんかいなというくらい、日本では見たことのない下からの角度からの写真もあり、ちょっと違和感を覚えます。

何枚かの写真はこちら(日本語に訳されています)で見られます。

王室専門のカメラマンではなく、いろいろなカメラマンがいる証拠かなとも思いましたが、複数のカメラマンが上下重なるようにカメラを構えている写真も他サイトであったので、単に場所取りの関係なのかもしれません。


スペイン乗馬学校の訪問

ウィーンのホーフブルク宮殿内にあるスペイン乗馬学校を訪問された時の写真を撮影したアンドレアス・ティッシュラーさんというカメラマンが自身のサイトで佳子さまの写真公開しています。

こちら(ドイツ語です)

今のところ観光で訪れられた場所での記事というか写真はこれしか見つけていませんが、日本では公開されていない写真が見られるのはなかなか面白いですね。


ダジャレか?

こんなタイトルの記事もありました。

"So schön ist die Vergangenheit - Japans Prinzesinn Kako in Wien"

"Kako statt Sisi" 

これ、大まかに訳すと

「過去はなんて美しいんでしょう 日本の佳子姫 in ウィーン」
「シシィ(オーストリア皇后のエリザベート)の代わりに佳子」

という感じです。

このタイトル見て「え?もしや『なんて美しい過去なんでしょう』って王宮で発言したのかしら」と心配になりました。

それと同時に、「日本語で考えるとダジャレっぽいなぁ~」なんて思いながら読み進めて行くと、


なんと!!



「佳子という名前は『過去』という意味だ」と紹介してありました。



この記事は2人の若い女性ジャーナリストによって書かれているようですが、顔を洗って出直した方がいいですよね。

(※この2人が書いた記事以外でも「『過去』という意味」と書いてあるものはありました。こういう間違いって領事館かどこかに連絡して指摘・訂正をしてもらった方がいいんですかね。然るべき機関はこのくらいのことはとっくに把握されていて、余計なお世話ですかね。)


まぁ、ただ、このミスを除けば他の記事に比べても頑張って書いている感じはしました。

私は佳子さまが王宮の中を歩いている写真を見て、「絨毯に草履って歩きにくそうだなぁ」とは思っていましたが、この2人の記事では

日本のパスポートにもみられる菊や、竹の模様をあしらわれた芸術的な振袖という絹の着物に身を包み、日本の伝統的な木の靴で王宮をちょこちょこ歩きました

との報告がされていました。

全くもって畏敬の念が感じられない書き方でした。それは筆者が若いから「皇室」を敬った書き方を知らないからなのか、それとも単に見下されたのか、いろいろ考えてしまいました。

まぁただ、この歩き方の件に関して、この2人のジャーナリストを闇雲に責められないと思います。想像するに、正直ちょこちょこ歩く姿が印象深かったのだろうなというところです。

だからと言ってもちろんガニ股で歩いて下さいとは言いませんけどね、読んだ日本人としては皇室のメンバーがこんな風に書かれて少し複雑でした。

それにしてもですね、

伝統的な木の靴って何ですか。

下駄ですか???


その他に情報としてこんなことが書かれていました。

(佳子さまは)初めての欧州公務ですがプライベートでは長期イギリスに滞在されています。2017年にはリーズ大学で9ヶ月勉強されました。

普段、この美しい姫は公の場に出てくることは少なく、姉の眞子さまは既により世間の話題になっています。

眞子さまは2015年に平民(中流階級)のケイと婚約をする予定でしたが、認められませんでした。ケイの借金が原因だとされています。佳子さまは当時「私は、彼女の望みがかなえられることを望みます」と言いました。

ドイツ語の日本に関するニュースを読んでいて、「はぁ???」という情報もあるのに、「うわぁ、それは日本人向けのニュースで、外向けじゃないよぉ」という情報もたまにあって、いったいソースはどこからなんだろうかと不思議です。


【追記】
この2人の記事は9月16日付けで書かれた物でしたが、23日に確認したら、「過去はなんて美しいんでしょう」というタイトルは消えていて、名前の意味も「美しい子供」と訂正されていました。


日本独特の所作

オーストリアのジャーナリストの方々はどうも気になるみたいですよ。

日本独特というか、佳子さまの所作が。

日本にいるとそんなに違和感ありませんでしたが、ヨーロッパで見ると日本人の私ですら、引き気味の顎と上目遣いが気になりました。

他の記事でも「微笑み・まばたき・うなずき」なんてタイトルがつけられていて、奇妙というかオーストリア人の目に不思議に映っているのは間違いありません。

日本で相槌を打つのは「話をきいていますよ」という、「感じの良い行為」とされているかもしれませんが、私の知る限りではこちらではあまり相槌はうちません。

電話口でも思うのですが、日本人は聞いている側が「はい。はい。」と、餅つきで餅を返す人のようにタイミングよく相槌を打っていますよね。しかも結構うなずきながら。

私の経験はドイツが中心ですが、電話で相手の顔が見えなくとも、相手が喋っている間は何も言わずに邪魔をしないのが普通です。

営業の電話なんて、こちらが受話器を耳から離して全く聞いていなくても、相手は気がつかずに喋り続けます。笑

もちろん、ドイツ語にも「uh huh ンフ」や「aha アハ」のような相槌の言葉もあるし「うなずく」こともありますが、首振り赤べこのような大きなうなずき方はしません。

今回のような皇室外交の場では、国際的な感覚の基準に合わせるべきなのか、日本独自の感覚を突き通すべきなのか、私にはわかりません。

日本という極東の一国に甘い妄想を抱いている欧州男子には、エキゾチックでよかったかもしれませんが・・・。


首相を表敬訪問

2019年9月16日月曜日はオーストリアの大統領と面会されましたが、18日水曜日はビアライン首相との面会でした。

月曜日に着物で表敬訪問した佳子さまは水曜日の今日、連邦首相府に控えめな赤と白のワンピースで現れました。このワンピースは首相のパステルカラーのスーツと完璧に調和していました。

一目見た瞬間「被った!」と思ってしまったのは私だけではなかったようで、ほとんどの記事のタイトルが衣装についてでした。まぁでも確かにピンク色のワンピースはお似合いでしたし、首相のスーツともよく調和していたと思います。

その他の文章は、「国交150周年記念で〜」とか「誰々の娘で〜」とか、大統領を表敬訪問した時のものとほぼ同文でした。

今回の滞在中のオーストリアでのニュースはこんなものでした。


【関連記事】
佳子さまのウィーン訪問記事で巷に出ている誤訳について

このエントリーをはてなブックマークに追加 mixiチェック


Brandenburger Tor

ブランデンブルク門での活動

活動に益々熱が入っていますね。日本もうかうかしていられませんよ。

ドイツのブランデンブルク門って、超有名観光地です。初めてベルリンを訪れる人は必ず行く場所だと思います。

ドイツ(ベルリン)が西と東に分かれていた時、このブランデンブルク門はちょうど境にあり、どちらの住民も通ることが出来ませんでした。東西ベルリンの分断の象徴として、本当にたくさんの観光客が世界各地から訪れています。

Koreaは、北と南に分かれているので、「私たちも南北統一を目指しているんです!」なんて言って、ドイツ人に親近感を持たせている節があります。

さて、その超有名観光地で垂れ幕を持った人たちがいたり、民族風の太鼓を叩いたり踊ったりしていれば「何?何?」となるのは当然のことですよね。

YoutubeにKoreaVerbandというチャンネルがあります。訳すと、朝鮮同盟とかそんな意味です。全てドイツ語でビデオが見られます。再生回数はまだ少ないものの、警戒した方がいいですよ。

現時点で31のビデオが上がっています。

よく見ると、ブランデンブルク門での活動は

今年が初めてではありませんでした


今年のかと思って見たビデオは去年のもので、よく調べると、なんと2013年から毎年やっていて、

今年で7回目のようです。

日本では、あたかも今年が初めてのようなニュースではありませんでしたか???

本当、もっとしっかりして欲しい!!
(あ、ひょっとして、わざと取り上げずにスルーするという手法をとっているのでしょうか)

ドイツのニュースによると、今年は現在GEDOKというベルリンにあるなんだかフェミニストなギャラリーに展示されている少女の像は、地下鉄を使って、虐殺されたユダヤ人の為の記念碑がある駅などを通って、ブランデンブルク門に運ばれたと書いてあります。

人々に好奇の目を向けさせる手法、宣伝の仕方に関心すら覚えてしまいます。

このGEDOKというギャラリーのHPでは「8月14日は日本と韓国の慰安婦の記念日」と書いてあって、日本でも記念日になっているように誤解を受けても仕方がない感じで書いてあります。

ビデオをや記事を見ると、毎年「従軍性的暴力」「第二次世界大戦時の日本軍による強制売春についての名誉回復と謝罪」と英語とドイツ語で書いてある横断幕まで持って、最悪です。

「安倍!日本の歴史的責任を取れ!」は、今年のだと思いますが、安倍さんが責任とるってちょっとよくわからないんですよねぇ。

「慰安婦問題」なんて聞いたこともないという欧米人って、まだいると思うんです。ブランデンブルク門の前でアピールするなんて・・・欧米は「女性の人権」にも敏感ですから、関心を持つ人が増えるのは確かだと思います。

極東のいざこざに興味がない一般のドイツ人も「えっ、日本ってそんなひどいことしてたの!?最低だね。」と、韓国の主張を鵜呑みにしますよ。

なんてったって、

日本の反論は全く聞こえて来ませんからね。

在ドイツ日本大使館は「各国には以前から慰安婦問題をめぐる日本の立場を説明している。今後も国際的な理解を得るよう努めていく」とコメントしているそうですが、

領事館間のやりとりのみに止まらず、

一般市民にも伝わらなければ意味がないと思います。


これからインテリ系ドイツ人の「捕鯨についてどう思う?」「南京虐殺事件についてどう思う?」という質問に「慰安婦についてどう思う?」というのが追加されるのは時間の問題ですね。

【関連記事】

韓国は良い国か?

ある日本人芸術家が韓国は良い国だとかドイツ在住時には仲良くしてくれただの言っています。

私はドイツに留学する前に、まあ一応ドイツ語を勉強した期間がありましたが、その時のドイツ人の先生も「日本人がドイツに行って仲良くなるのは韓国人」「韓国人とルームシェアするといい」と言っていて、「ふ~ん」くらいに思っていました。

当時は冬ソナで韓流ブームに火がついた後くらいの時期で、外交や国際問題はあまり耳にはしていませんでした。

実際に留学すると、韓国人留学生の多さに驚きました。ドイツ語を勉強するより韓国語を勉強した方が他の学生とより早くコミュニケーションがスムーズになるのではないかと思ったくらいです。

私と同じ時期から勉強を始めた「同期」の韓国人はいませんでしたが、年上年下関わらず「先輩」はたくさんいました。概して親切でしたよ。いろいろ教えてもらいましたし、特に、年上のお姉さん達は面倒見が良いイメージです。

ただ韓国人のみなさんは、いつもけっこう集団になって群れていました。

コミュニティがある感じですね。

しかし、これは韓国人だけではなく、日本人留学生もそうでした。

日本にいたら絶対に仲良くしてないだろう人達でも日本人というだけで毎日群れていて、もちろん言葉の壁がないので安心できるのもわかりますが、私には過剰でした。

中国人留学生は案外個人主義なのかそんなに毎日群れているのを見ませんでしたが、機会があると「中国人留学生ってこんなにいたんか!」と思うほど、どこからともなく湧いて集まっていました。

中国人の留学生は進んで面倒を見てくれるような人はいませんでしたが、ドライで気さくなイメージです。

粘着度で言えば、韓国>日本>中国、というような感じでした。

まぁ、中国人と言えど留学しているような人たちはみんな富裕層ですから、みんな兄弟がいて、お嬢ちゃまお坊っちゃまで、いつもキチンとした身なりをしていて、喋り方も柔らかく、なんとなく余裕がある雰囲気でした。

私が勉強したのは韓国人留学生が多い学科でしたが、ある韓国人が「クマは日本人だからいいよね、しがらみがないから」とポロっとこぼしたことがありました。あぁ、そうなんだ。みんながみんな群れの中にいたいと思っているわけではないんだな~と思った瞬間でした。

お家ご飯に招待してくれた韓国人のお姉さん、「一緒に勉強してあげるよ!」と貴重な資料を快くコピーさせてくれた韓国人のお姉さん、いつも優しく接してくれた韓国人の年下の先輩、懐かしく良い思い出です。

学生時代に特別仲が良かった韓国人はいませんせしたが、同僚では一緒に買い物に行ったり食事に行く仲の韓国人がいました。暗黙の了解として政治の話は一切しませんでした。

ただ、この同僚、他人のデスクの書類を本人が席を外している隙にチラ見したり、「えー!それはちょっと!!」というビックリするようなことをこっそりやる時があって、ヒヤヒヤしたのを覚えています。

イタリアに住んでいる今、2国間の関係が最高に悪い中、たまたま周りに韓国人の友達がいないのが救いです。ここまで政治的情勢が悪いと、やっぱり気まずいですからね。

余談ですが、韓国人って可愛らしい女の子でも強烈なキムチ臭を漂わせている子がけっこういて、いつも気になって仕方がありませんでした。彼女らが立ち去った後には残り香もあるんですよ・・・。「おう・・・、この部屋に韓国人いたな」とわかるくらい。

何人かの友達は「ドイツに来るまで、自分たちがどれだけキムチ臭いか気がつかなかった」「今はキムチ、ほとんど食べないよ」と言っていました。

日本人も醤油臭いという噂を聞いたことがありますが、本当にそうだとしたら結構ショックです。


ホワイト国除外について

ドイツ経済に打撃をもたらすものでもないし、記事を書いている人ですら、日本がなぜ韓国をホワイト国から除外すると言っている理由を多分よくわかっていません。

そういう記事を読むと、ドイツ人は「うわぁ~、日本って弱いものいじめする国なんだね。韓国に同情しちゃうなぁ。」という方向になると思います。

ドイツの記事は韓国の主張しか元になっていない印象で、日本はもっと抗議すべきだと思います。沈黙が美徳だとかなんとか言っている場合ではありません。

日本が戦後どれだけ韓国を支援してきたかという事実は無かったことかの如く無視で、強制労働や慰安婦の問題ばかり前に出てきて、結局、求めるものは何ですか?

多分、日本が人気なのが気に食わないんですよね。だから世界的に日本の評価を下げたいんですよね。日本は最低な国だという公式レッテルを貼りたいんですよね。


ドイツでの慰安婦に対する見識

ドイツ語のウィキペディアを見ると、慰安婦はまず新聞で募集されたが十分な応募がなく特警隊によって路上で拐われた女性が身体検査の後に売春宿へ送られたとか、伝統的に日本では売春が公然と行われていたので日本軍に組織化された売春を提供するのに矛盾はないとか、慰安婦は36万~41万人いて、韓国・中国・日本以外にもオランダとオーストラリア出身の方もいたとか(一応20万人が定説とされているみたいです)、性奴隷が日本兵により虐待され終戦後も帰国を許されなかったとか、いろいろ書いてあります。

ドイツのこの件に関する普通の記事を読むと、「性的な奴隷」という、インパクトのある言葉がしばしば見られます。

ドイツの有名な某雑誌には2015年に730万ユーロの賠償金が支払われ「合意」があったこと、それを生存者は自分たちが関与していると感じられなかったので、韓国国民にこの合意は最初から不人気であったと書いてありました。

他のサイトでは、ムン大統領がこの合意を受け入れられないと繰り返し言っていること、この合意には謝罪と780万ユーロが支払われたこと、韓国の慰安婦財団が解散したのは東京(なぜ日本でなく東京??)が法的責任をとりたがらないのが理由と書いてありました。この記事では、「慰安婦と美化して名付けられた20万人に及ぶ若い被害者(そのほとんどが韓国人)は日本兵により性行奴隷として暴行された」となっています。

読んでいてもうこっちの頭が沸騰しそうです。

因みに、Korea Verbandのホームページにて25ユーロ(+送料)で、ミニ少女の像が購入できますよ。少女の像についての40ページに及ぶパンフレットは、なんと無料です。


日本という名がついた怪しい団体

Japanische Fraueninitiative Berlin という団体、日本語に直訳すると「日本の女性イニシアティヴ・ベルリン」みたいな感じ。よくわかりませんが、名前からフェミニスト団体のような香りがしますね。

このよくわからない「日本」という名のついた団体、かなり怪しくて、なんと上記で挙げたブランデンブルク門でのビデオなどをYouTubeに上げている

KoreaVerbandと一緒に活動しています

このとても怪しい「日本」と名のついた団体は、反日活動の主催および協賛の団体に名前を連ねていて、何も知らない人が見ると、「あぁ日本の女性団体も韓国の活動を応援しているんだな」というように見えます。

ちなみに、この怪しい団体のまあまあ代表格っぽい人達の訳著が『ベルリン、愛の物語 エメーとジャガー』という第二次世界大戦下のベルリンが舞台のユダヤ人同性愛者の話の本と、『ナチズムと強制売春』という強制収容所での「売春宿」についての本・・・。

しかもこの訳者さんの中の一人のご主人の著書も『「慰安婦」強制連行』とか・・・。こちらはオランダ人慰安婦についての本みたいですが、それにしても筋金の入り方にちょっと狂気を感じました。

本当はあまり政治に関して書きたくありません。ただ今回はネットサーフィンをしていたら次々出てきたので、なんとなく誰かに言いたくなりました。そんなこんななので今回はこの辺で・・・・。





【追記】
Japanische Fraueninitiative Berlinは「ベルリン女の会」、Korea Verbandは「コリア協議会」と訳して使われているようです。

このエントリーをはてなブックマークに追加 mixiチェック

hochzeit

おめでとうございます!

今日、朝起きて携帯でニュースを見て、おったまげました。小泉進次郎さんと滝川クリステルさんが結婚するらしいじゃないですか。

寝ぼけた頭で「進次郎ってどっちや・・・俳優の方か???」なんて混乱しました。

だって、「あの尖がった政治家ができちゃった婚?」とピンとこなかったんです。

目が覚めた今は、「滝川クリステルが政治家の妻???」と、そっちのイメージにしっくりきていません。


できちゃった結婚はダメですか??

できちゃった結婚って、ダメですかね?

滝川さんの41歳という年齢を見て、正直、


「うわぁ〜良かったねぇ!!」

と思いましたよ。

でもコメントを見たら、「いい年してデキ婚か」「デキ婚で残念」「いい年してだらしがない」「避妊の仕方も知らないのか」と、結構みんな厳しいご意見で、そちらにビックリしました。

できちゃった結婚ってそんなにダメですか???

40過ぎて自然妊娠って、凄いしめちゃくちゃおめでたいじゃないですか。

子供が欲しい丸高女性にとっては羨ましい話ですよ。

なので、滝川さんの年齢の事を考えると、どちらかと言うと積極的に妊活されたのかもしれないなぁと想像します。まあ本当のところは当事者以外に知る由もありませんけどね。


男性と女性が結婚するのは、もちろん子孫を残すためだけではありませんが、「自分の子孫を残したい」と思うのは自然の摂理だし、適齢期を過ぎている人たちに「40過ぎていますが、まずは結婚をしてから、それから子作りしてみましょう」と手順を踏めというのは、何か意味ありますか?

それとも世間体を気にしてまず結婚して、子供ができなかったら離婚する???う〜ん・・・。

適齢期を過ぎてから子供ができるかどうかって、正直神のみぞ知る領域ですよね(もちろん、若けりゃ誰でも授かるというものでもありませんけど)。不妊治療するにしても残された時間が少ないのは紛れもない事実ですから。

オーバー40の女性って、子供が欲しい男性とのお見合いだったら、どんなに才色兼備でも「子供が欲しいのですみません」と言われる年齢ですよ。

「授かったから結婚する」でもいいじゃないですか。

「認知もしない」とか「養育費も払わない」などと無責任なことを言っているならまだしも、子供を育てる経済力も十分にあって、家族も喜んでいて、問題ないと思いますよ。


イタリアもドイツも事実婚は多いです

私の知り合いに、子供もいるけど結婚はせずに事実婚という人、たくさんいます。本当にたくさんいます。

どちらかと言うと、ドイツはバツありの人が子持ちでも事実婚の人が多い気がします。

イタリアではそもそも1回も結婚をせず、案外同じパートナーと長く事実婚状態というのが多い気がします。

順番がどうのこうのの前に、そもそも結婚をしていないので、文化も考え方も全然違う外国のことなんて引き合いに出すなと言われそうですね。

(でもドイツもイタリアも一応、婚前交渉が御法度のキリスト教の国ですよ。笑)

まぁ、ドイツもイタリアも、日本のように紙切れ一枚で結婚や離婚ができないので、そこも大きな要因のひとつになっているのだろうとは思います。

そもそも、イタリアは1970年まで離婚が許されていませんでした。ラテン系で情熱の国というイメージはあるかもしれませんが、カトリックのお膝元ですからね。

滝川さんのお父様はフランス人ですよね。滝川さん自身もフランス文学科出身でしょう。日本で育ったと言えどフランス人的な思考というか感覚は多少なりともあるのではと推測します。

フランスは事実婚のファーストレディーがいた国ですよ。




子供は若いうちに持った方がいいのでは

もうね、私の年齢になってくると、果たして自分の子供を持つことはできるのかと不安が募ってくるんですよ。

月のものは随分と軽くなってきているし・・・。なのでせめて定期的な検査は欠かしたくありません。

そりゃ、私だって若い頃は生理が遅れて「まさか・・・?」「どうしよう・・・」と思った時もありましたが、この歳になったらパートナーに子供を持つ意思がなくとも「出来てたら良いな」「あー、生理来ちゃったな(まだ閉経はしてなさそうだな・・・ほっ)」ですよ。

子供は絶対に欲しいのですが、40歳で産んだとしたら、子供が20歳の時に自分は60歳。自分の子供がやっとこさ40歳で子供を持ったとしたら、私が孫を抱くのは生きていれば80歳?

出生率に悩んでいる日本は、できちゃった婚がどーのこーのと言うならば、まずはどうにか晩婚化に歯止めをかけるべきだと思います。


極端な例ですが、18歳そこそこで子供を持ったドイツ人の知り合いがいます。彼女はシングルマザーとして子育てをしながら大学に通っていました。理系の学部でした。

毎月支給される子供手当と、ドイツの結構みんな利用している奨学金のような制度の利用で、月々約1000ユーロ(1ユーロ125円として125,000円ですね)の「収入」があり、生活には全く困っていないと言っていました。

ドイツの大学は授業料が無料のところが多いですし、経済的な親からの自立、それに伴う精神的な自立が早い気がします。「学生」の特権もたくさんありますからね。

若くして計画外に子供を持ってしまっても、大学を卒業して就職できる。

金銭的な余裕がもたらす心の余裕のように見え、日本とえらいな違いだなと思いました。


そう言えば、お腹が大きい間はもちろん、出産した翌週には大学の講義に来ていて、教授に「そんな無理して来なくていいから体を休めなさい」と言われていた友達がいました。結婚しているかしていないかは知りませんが子供の父親も他の大学の学生でした。

その他にも、大学を卒業して、まず子供を持ってから就職した知り合いもいます。子育てと仕事を両立して幸せそうです。

出生率に悩む日本もできるだけ早急に、多くの国民が適齢期に出産しやすいようどうにか環境を整えるべきだと思います。

「学生の本分は勉学だ」なんて古い(?)思考は捨てて、大学に在学していても子供が持ちやすいような環境にできませんかね(極端ですか?でも就職したら就職したですぐには産めないでしょう?)。

実際に日本のどんだけの大学生が学校で真面目に勉強をしているんですか。大学で学んだことを生かした仕事をされている人はどれくらいいらっしゃるんですか?

リクルートスーツに身を包み一斉に就職活動を始めるのも、もの凄く奇妙な光景だと思います。新卒じゃないとダメですか?その理由は?

まぁ、こんなことばかり言っていると、欧米にかぶれているって言われるんでしょうけどね〜。


【関連記事】

 

このエントリーをはてなブックマークに追加 mixiチェック

e5248d708f4a08f42beba1a8a6d5d155_t


ヨーロッパのKIMONO

まあ、私もドイツで「KIMONO」を初めて目にした時は「う~ん・・・」と思いました。

KIMONOという名の服というか、分類なんです。チュニックとか、ワンピース、みたいな感じでキモノというカテゴリーがあります。

けっこう昔から定着しているんですよ。しかも、寝間着にも好まれているようで、本当によく目にします。例を挙げますのでご覧下さい。


こんな感じですね。
クリックでAmazon.deのページが開きます


まあ、前合わせで腰紐っぽいものがあって、着物をイメージして洋服をデザインしましたよっていうことで、いいのかもしれません。


こちらはキモノカーディガン。
クリックでAmazon.deのページが開きます



水着の上に羽織るキモノカーディガンです。


TWIFER Damen Boho Chiffon lose Schal Kimono Cardigan Strand Cover up
クリックでAmazon.deのページが開きます



こちらも。

TWIFER Damen Boho Chiffon lose Schal Kimono Cardigan Strand Cover up
クリックでAmazon.deのページが開きます



ここからは寝間着ですね。
クリックでAmazon.deのページが開きます



クリックでAmazon.deのページが開きます



Damen Kimono Spitzen Robe Nachtwäsche Morgenmantel Set mit G-String
クリックでAmazon.deのページが開きます



BESDEL Frauen Sexy Dessous Robe Durchsichtig Nachtwäsche Langes
クリックでAmazon.deのページが開きます



いかかでしょう。なかなか際どいですよね。なので、私としてはキム・カーダシアンの物議を醸したキモノ騒動に「え?何?今更?」という感じでした。

「日本文化への侮辱」と批判されているみたいですが、なんで皆んなそんなに熱くなっているのかイマイチわからない私はやっぱり日本人としての心が抜けてしまっているのでしょうか。

例えば、無名の私がKIMONOという名の矯正下着をヨーロッパで販売しようとしたとして、こんなにも炎上したでしょうか。きっと話題にもならずに販売できたと思います。

キムさんは、KIMONOにはKIMという自分の名前も入っているし、誰もが一度は耳にしたことがある言葉で消費者に印象づけられるという利点もあり、KIMONOという名前に至ったのではと思います。

その安易な感じがみなさんがおっしゃるように、伝統を軽視していることになるのかもしれませんが・・・。

まぁ、商標登録しちゃったのが輪をかけて良くなかったのかもしれませんが、キムさんが有名で沢山のフォロワーがいるから批判の対象になってしまったようにしか思えません。

ただ、キムさんの矯正下着がKIMONOとして売り出され、KIMONOと言えば矯正下着と認知されてきたら、そのうち外国でKIMONOは日本の着物のことなのか矯正下着のことなのか、確かにややこしくなってしまっただろうなとは思います。

因みに、ドイツでのKIMONOという商標登録を検索したらKIMONO関連で31件ヒットしましたよ。
キムさんの登録やそれに対する異議も載っていました。

一番古い登録は1912年、ドイツのP &Gでした。戦前ですよ。2001年までの登録されていたようです。

「KIMONO」ではありませんが、じゃあこれはどうなの?という商品をいくつか挙げてみたいと思います。


香水のサムライ



SAMOURAIサムライという香水ありますよね。かなり有名ですよね。

武士の裃(かみしも:肩のところが三角みたいになっているあれですね)をイメージしたらしいですよ。

これはいいんでしょうか。お侍さんは香水つけないと思いますけれど。


お菓子のニッポン



ドイツの至る所で見る、NIPPONニッポンというお菓子。

ポン菓子にチョコレートがコーティングされているお菓子ですが、これはどうでしょう。


昆布とは関係のないコンブチャ



有名人の間で流行っているとよく広告が出ているKOMBUCHAコンブチャ。別に昆布は関係ないのにこの名前はかなり紛らわしいと思います。

このコンブチャはドイツのBioのスーパーなんかにはだいたい置いてあります。最近は駅のキヨスクやドラックストアにも進出しています。

イタリアではBioのスーパーで見たことがあるかなーというくらいです。

「痩せる」って宣伝をよく見るので、定期的に飲んでいた時期がありました。味は美味しいわけでもないし、別に全然痩せませんでしたよ。

むしろ水を飲むよりカロリーを摂取することになるので、やめました。


ポッキーのミカド




これはドイツでもイタリアでもよく見ます。スーパーや駅の売店、どこでも見ます。


ゲームのミカド




細い編み物の棒のようなものを束にして机の上でバラバラにするんです。それで将棋の山崩しみたいに音がしないように、棒の山を崩さないように棒を取っていくゲームです。




イタリアにはないナポリタン



このネーミングはナポリ人に対する侮辱だと思うんですけど・・・ケチャップ味のスパゲッティー、ナポリタン。日本では知らない人はいない食べ物ですが、イタリアにはありませんよ。

そもそも、イタリアで料理にケチャップを使うことってあるのかなぁ・・・。

うちのポチに「日本にはナポリタンって言ってね、ケチャップで味付けしたスパゲッティーがあるの」と教えた時は「ナッポリターノ!」と爆笑していました。

保守的なイタリア人は「ケチャップはジャンクなもの」「料理にケチャップを使うなんてあり得ない」と思っているような節がありますが、実際にケチャップを使った和風洋食?を食べさせてみると案外「Buono!」だったりします。ま、人にもよるかな。
 

【関連記事】

 
このエントリーをはてなブックマークに追加 mixiチェック

cb08a11a0861a4e2927490ed39d4e2d7_t

ドイツでの日本の皇室ニュース

令和になり、日本では皇室ニュースが増えたように感じています。個人的には、長く療養されていた雅子さまのご活躍を嬉しく読んでいます。

ドイツで日本の皇室のことはどれくらい報道されているかなぁと検索しても、実はあまりニュースになっていないんですよね。

5月1日は「天皇が交代しました」と沢山の記事が出ました。その次の記事は5月27〜28日のトランプさんが謁見した時の記事くらい。

ドイツは日本にあまり興味がありませんからね、まぁそんなもんですよ。

ただ、「ロイヤル.com」みたいな、世界中の王室等のニュースを書いているサイトではちょこちょこ記事は出ていますよ。


【関連記事】
ドイツは別に親日ではない


雅子さまについて

ご成婚前の学歴やキャリアのことはもちろん、婚約から結婚までの成り行き、流産、適応障害ということは結構私たちが知るような感じで書いてあります。

以前から2〜3年に1回くらい、「悲しいお妃様」とドイツの経済雑誌のような真面目な雑誌で記事にはなっていましたが、今回の天皇陛下即位の際の報道で初めて耳にした人も多いようです。

雅子さまにはドイツ人が「大好き」な学歴や外交官としてのキャリアがありますからね、日本でのような悪口や批判の声は今までありませんでした。「可哀想」「日本の最も有名な囚人」「シシーを思い起こす」このような同情や哀れみを表す記事ばかりです。

雅子さまのことについて今回初めて見聞きした人も、海外公務が禁じられていたことや、お世継ぎ問題の圧力について「信じられない」との意見が多数です。


【関連記事】
ドイツでは見かけと学歴で対応が変わる


興味があるのはアクセサリー

注目するところはそこか!と思ったのが、ティアラについてのニュース!

5月1日の天皇即位の式典の時の雅子さま、紀子さま、眞子さま、佳子さまのティアラについて触れています。

雅子さまが着けていらっしゃったのは、上皇后から受け継がれたティアラだそうで、紀子さまは雅子さまが今まで使われていたティアラだそう。

眞子さまと佳子さまのティアラは20歳の誕生日にご両親からプレゼントされたもので、降嫁する場合には持って行けないとのことでした。


トランプさんの訪問

アメリカの大統領、トランプさんが国賓として日本を訪問したことについては、たくさん報道されました。

しかし、ドイツはそれほど日本に興味がありませんから、淡々とした記事が多いです。

政治的な内容がメインで、一行だけ「天皇ナルヒトはオックスフォードで学び、皇后マサコはハーバードで学んだ元外交官で、両陛下は流暢な英語を話します」と書いてある、というような調子です。

そして、政治的な内容以外で話題になったのはなんと、「ドナルド・トランプがいかに無礼か」ということでした。

ドイツは就任当初からトランプさんを目の敵にしていますからね。

雅子さまに握手の手を出すのを忘れたのだの、天皇の体に触れてはいけないのに、肩を「ヘイ!良くやってんね!」みたいな感じで何度も触っただの。

確かに、映像を見ると雅子さまの方が先に手を出されているけれど、話の流れとかいろいろあると思うんですけどねぇ。まぁ、握手しながらポンポンと肩のあたりを触るのは流石にちょっと馴れ馴れしすぎるかなと思いますけどね、きっと癖なんでしょうね。

「両陛下はトランプのミスを平然とした笑顔で流したけれども、後に宮殿の奥で何を言われたかはわかりません」と書いてありましたが、別に「トランプさんって、触ってきたり、常識のない失礼な人でしたね」という話にはなってないと思いませんか。

ドイツも憶測で記事を書くのは感じ悪いのでやめてほしいなと思うところですが、トランプさんのことを目の敵にしているのはよく伝わってきます。


もう一つ気になること

私の、とっても気になっているもう一つの皇室ニュース。

それは眞子さまの婚約について。

「結納の儀」が延期されたので、正式にはまだ婚約すらしていないのですよね???

ドイツの記事では「結婚式が延期された」となっていますよ。

そりゃもちろん、婚約が延期になったのだから結婚式も延期というのは間違えではないとは思いますが、ちょっと誤解がある気がします。

一つだけ正しく「ほとんど婚約者のカイ(※Keiをドイツ語風にカイって読んじゃうんです)」と言っているニュースもありましたけれども。

眞子さまの婚約延期の文書のことや、延期の理由として、もっと時間をかけて考えたいとおっしゃったとこ、小室さんの約32.000ユーロの借金について(もう話がついているという書面を出したことも)、天皇が替わる大切な時期と近いことなどが挙げられていました。

まぁ、この結婚はなくなるかな。残念だったね!という雰囲気です。

ついでに言うと、ドイツですから学歴はバッチリと書いてありますよ。2人がICUで知り合って、小室さんは経済学を大学院で学びながら法律事務所でアルバイトをしていると、当時の情報が正しく記載されています。経歴として「海の王子」のことまで載っている記事もありました。

学歴が大好きなドイツ人ですが、不思議なことに、アメリカ留学の件は全くニュースになっていないんですよ。「アメリカに留学する」とまでは記事にあるのですが、それに続く情報が全くありません。優秀な学生のみに与えられる奨学金なんて、好みの情報だと思うんですけどねぇ。「一般人」に戻ったのだからニュースにする必要がないってことなのか・・・。

因みに、秋篠宮ご夫妻のヨーロッパ訪問のニュースはゼロです。世界中のロイヤルファミリーを追っかけているサイトで写真だけはありましたけれど。


興味がないのはドイツに王室がないからなのか

ドイツに「王室」がなくなってから100年。

自国に王室がないから他国の王室にもあまり興味がないのかな〜と思いきや、例えばメーガン公爵夫人の記事は日本と同じくらい多くあります。(日本ではメーガン妃と目にすることが多いですが、ドイツ語ではどこにもプリンセス Prinzessin とは載っていません)

まあ、イギリス王室はドイツと関わりが深いですからね。そういう所以もあるかもしれません。

ドイツ語でのイギリス王室ニュースで「お、これは日本語では出ていない記事だなぁ」と思っていても、大抵翌日には日本にも輸入されていることから日本でもイギリス王室について関心が高いんだなあということが伺えます。


【関連記事】
ドイツは別に親日ではない
ドイツでは見かけと学歴で対応が変わる



 
このエントリーをはてなブックマークに追加 mixiチェック

crowncat4020138_TP_V

女性解放論と男女同権論

自己主張ばっかりに見えて、私はフェミニズムってあまり好きではありません。でもそれは、私が日本人だからという理由もあるかもしれません。

たぶん、日本の感覚を持った目と欧米の感覚を持った目、それぞれ違う目ではこういうテーマを語ることはできないんじゃないですかね。

女性って本当に虐げられてきたのでしょうか?まぁ、たぶん、西洋での闇は深そうな気がします。

例えば日本での話ですが、男は大卒、女は短大までと言われた時代もありましたよね。
少し前までは、勤めている女性が寿退社するのは当たり前でしたよね。

今の時代、結婚や妊娠に関して会社のおじさま達が女性に何か言おうもんなら、なんとかハラスメントと言われますよね。

なのに、「辞められるもんなら仕事を辞めたい」と思っている日本人女性が一定数いるのはなぜでしょうか。

欧米と日本の違いは家庭の財政管理

※あくまでも私見ですよ。しかも「欧米」って書いていますがドイツやイタリアの私が知る限りです。

男と女が違うのは明確なのに、今の時代になってまでもなぜ平等を主張しなければならないのでしょうか。

それは多分、家庭内の序列に関係があると思います(まぁ、ほんの一因として)。

欧米で夫が妻に財布を預けるということは一般的にはありません。なので、専業主婦は夫からもらうお金でやりくりをしなければなりません。

立場は当然夫が上。

いくら妻が家庭内の仕事を全てやっていたとしても、夫は家に帰ると服を脱ぎ捨てて食べて寝るだけであろうが、お金を出しているのは自分だという意識からか口を出してくるのが欧米の男。

これに我慢がならない女性たちが平等の立場を主張し始めたのではないのかなと、勝手に推測しています。

働けば立場上平等になるはずですから、権利を主張し働く女性が増えたのではないでしょうか。

では日本はどうでしょう。

伝統的・一般的には、夫は稼いだお金を妻に渡し、その中からお小遣いをもらう立場ですよね。財政管理を任されている妻は、いくら亭主関白な夫を持っていたとしても、裏ボス的存在というか、そんなに弱い存在には見えません。

私は日本での夫が外で働き妻が財布を握っているという、欧米では考えられないこの家庭内システムはけっこう良いんじゃないかと思っています。

何故かと言うと、日本人男性は家庭内のことは「家内」に任せているから。自分がやらないことに口なんか出さなくて任せておけばいいんですよ。分業です。分業。

専業主婦希望

「結婚したら専業主婦になりたい」

日本ではまぁそこそこ聞く言葉ですが、ドイツでは全く聞きませんでした。

専業主婦が全くいないわけではないけれど、ドイツで「わたし専業主婦になりたいわぁ」なんて口にしたら、たぶん、

ドン引きされます

女性が働くのは当たり前の時代になってしまったので、理解に苦しむんだと思います。それと先に述べた財政管理の件ゆえに。

あとは学歴があったりすると「大学まで出たのに何で?やりたいことあったんじゃないの?」と思われます。

わたしも心の中では専業主婦に憧れているところがあるけれど、ポチの前では言えません。というか、どっかの富豪と結婚して湯水のようにお金を使える環境でない限り、夫の財政管理の中で生きるなんて、無理。

細かく言うと、生活費もろもろはポチが十分に稼いできて、わたしはちょっとだけ働いて、自分が稼いだお金で遠慮なく自分が欲しいものを買いたい。なーんてねぇ・・・。

冷たい食事

そもそも日本と欧米は全然違うんですよね。働き方も家庭内も。

例えば、ドイツはまず料理をしません。

全くしないわけではありませんが、全く火を使わずに一食を済ませることが可能なんですよ。日本では絶対に考えられませんよね。最低でも電子レンジは使うでしょう?

辞書にこんな例があるくらいです。

"Abends essen wir meistens kalt. 私たちは夕食にたいてい冷たい食事をとる。"

火を使わないということは、時間もかからないし、洗い物も少なく済みます。料理ができない男でも、やろうと思えば小学生の子供でも準備できます。

基本はパン・ハム・チーズです。サラダやスープなど他のものを作らなければ、

3分で準備できます

パンの上に乗っける物のバリエーションはいろいろとあります。塗るタイプのおかずというかなんと言うか。

日本人の私たち、というか若い人は大丈夫でも私みたいなおばちゃんがこれを真似すると、すぐにコンディションが悪くなります。何か気分が優れなかったり、何か力が出なかったり。

美味しい食事って日本人の元気の源ですよ。

ま、それを誰が作るのかっていう話になるんですけどね。

お掃除おばさん

現代のドイツでのパート的職業の一つ「Putzfrau プッツフラウ」。

直訳すると「磨いたりこすったりして綺麗にする女の人」ですが、日本語にすると家政婦とか掃除婦とか家事手伝いとかそんな感じでしょうか。

ドイツでは、このプッツフラウを雇っている家庭が結構あるんです。

プッツフラウのお仕事内容は、雇い主との話し合いで決まるので様々なのですが、大抵は家の掃除(掃除機かけたりキッチン磨いたり)+アルファなところが多い気がします。

アイロンがけを頼んでいる人もいれば、トイレットペーパーの在庫を確認して補充してもらっている人もいれば、シーツを替えてもらっている人もいました。

学生同士でのルームシェアでも、キッチンやバスルーム、リビングや廊下などの共有スペースの掃除はプッツフラウにお願いする、というのはごく普通のことでした。

頻度は月1、週1、週2、毎日など、家庭により本当に様々です。

一人で暮らしていた時は全部自分でやっていましたが、私も誰かと一緒に住んでいた時はプッツフラウいましたよ。

当番制で掃除してもいいのですが、絶対にやらない人がでてきますからね。プッツフラウを雇うのは住人の立場からすると公平で、ドイツ人が大好きな「合理的」である気はしますね。

ただ、プッツフラウに鍵を渡して、仕事に行っている間に掃除やお願いした雑用をこなしてもらっている人もいて、そこらの信用問題はどうなっているのかな~私は無理だな~と不思議ではありました。

オペアという戦力

Au Pair、オペアとかオーペアとか言うのですが、住み込みのベビーシッターのことです。

ドイツではオペアの規定がしっかりとしています。

仕事内容はざっくり言うと子供の世話と家事です。仕事の時間は週に25~30時間、週休1~2日、有給休暇もあります。

個室と食事が保証され、月に260ユーロ以上のお小遣いがもらえます。

18歳から26歳までの外国人オペアにはビザも発行されます。

このオペアを雇っているドイツ人家族も結構いました。

日独家庭だと、子供たちと日本語を話してほしいという理由で日本人のオペアを雇っている家庭をよく見ましたが、ドイツ人の家庭だと、英語圏やフランス語圏のオペアを雇っているところが多かったです(母国語や国籍関係なく雇っている家庭もありましたけどね)。

このオペア、働く親にとっては物凄い戦力だと思うんですよね。

もちろん費用はかかりますが、子供の送り迎えもお願いできるし、「仕事から帰ったら夕食がある」は大げさにしても「子供との時間をとっている間に夕食の準備をしてもらえる」なんてことも可能なわけですし・・・。

こうやって書き出してみると家事と子育てをお金を払って委託している感が否めませんね。当事者が幸せならばそれで問題ないとは思いますけどね。

私はお金があったら雇いたいかもな~。家事がどうこうではなく、子供に親のが持つ言語や文化以外の言語や文化と日常的に触れ合う機会を与えるためにです。

働き方改革

日本でやっていますよね、働き方改革。もっとやれやれ〜!と思っています(皆がより幸せになれる方に向かってね)。

ドイツ人の方が働いている日数は少なくて、日本人は馬車馬の様に働かなきゃいけないって、どう考えてもおかしいでしょう。全国同時に10連休(ゴールデンウィークのこと)とか、絶対におかしいでしょう?効率が良くなるよう改善して欲しいですよねぇ。

日本でも最近は定時で帰れるような契約ができる会社もあるようですが、ドイツでは正社員で75%とか50%とか働く量が選べたりします(もちろんその分お給料も低くはなるんだけれど)。

会社や契約条件によっては100%から50%に変更したり、その逆も可能なところもあります。ただ50パーセントにする場合、残りの50%を埋める人が必要になるし、100%に戻したい時は50%分は誰からもらわなければいけなくなるので、実際にはいつでも自由になるわけでもありません。それに「あの人また契約変えるらしいよ」と多少の陰口も叩かれます。

しかしこのシステム、日本にも是非とも取り入れてほしいですよね。ハーフタイムの正社員。半ドンでいいなら、お給料ももらいながら家のこともできて子育てもしやすいのではないでしょうか。

女は台所に居ろ

ドイツにはこんな言葉があります(ありました)。

"Frauen gehören an den Herd 女性は台所に居るべきである"


私が働く部署はもともと女性より男性の方が多いです。だけど、最近は女性も優秀になってきたからか、「女性もとらなければいけない」という脅しに怯えているのか、女性もかなり増えてきました。

ある日、女性の同僚がたまたま同時に休んだ時があったんですよ。一人は体調不良、一人はなんだったっけな、もう一人は子供が病気で。

で、その時に私の隣にいた、いつも大きな声で文句ばっかり垂れている男性上司(仕事はできる)が言ったのが

「だーから女はとるなって言ったのに」

いやぁ正直ですよねぇ。これが本音ですよねー。

でも実際に雇う側としては産休するかもしれない女性より、育休はあっても産休は絶対にない男性の方がコスパはいいよねぇ・・・ぶつぶつ。あ、独り言です。

因みにドイツでは一昔前まで、わざわざ「女性も歓迎します」と書いてあった求人募集も、最近は「私たちは、国籍、肌の色、出身国、宗教、身体障害、性別、年齢、性的マイノリティー等に関わらず、平等な機会を提供します」というふうに文言が変わってきました。

こうやって書かないと文句を言う人がいるからなのか、書かなくてもそれが当たり前の世の中になればいいのにね、と思いますけど。

ただ、この文言を日本国内に置き換えてみると、少々勇気がいると言うか何と言うか・・・。ただでさえ、帰国のたびに目に見えて増えている外国人に危機すら覚えるのに、日本にはそこまでグローバルになってもらわなくてもいいなという気がします。

(私が日本に住んでいた頃はコンビニで働いている外国人なんて見たことありませんでしたよ。それが今は、ほぼどこでも外国人が働いているじゃないですか・・・。いろんな意味でビビりますよ。)

因みに永世中立国のスイスは「スイス人ファーストで、その次にEU加盟国、EFTA加盟国(EU加盟国ではないアイスランド、リヒテンシュタイン、ノルウェー)の順で優先しますよ。それ以外の国の方は応募してもらっても受け付けません。」みたいなことが書いてあるのをたまに見ます。イタリアでもたまに見ます。

アメリカのトランプさんやイタリアのサルヴィーニさんは「アメリカファースト!」「イタリアファースト!」と言って、支持されたり批判されたりしていますが、自国民ファーストは自国を守るためにもある程度は必要なんじゃないかなと思うこの頃です。スイスは他国から文句も言われていないようだし、うまいことやっていますよね。

あ、ちょっと話がそれましたね。

もう一言だけ言わせていただくと、この間ポチが選挙に行く時に「3人選ばなければならない」と言っていました。しかし、3人の男性候補者を選ぶことはできない、とのこと。最低でも女性を1人選ばなければならないと。逆もしかりなんですけれども。

日本でも「議員の男女比の均等化」とかなんとか言っていますが、それって必要ですか?

政界だけではないですが、能力のみで判断されるべきところが最近はまず「性別」が前に出すぎる場面が多くはありませんか。

これって、私は本当の男女平等とは言えないと思います。

おわりに

特にドイツでの働き方や家事についていろいろ書き連ねてみましたが、日本とはやはり何か根本的に違う感じがしています。

なんか、ドイツは女性が男性化している?(男女同権が浸透してきて性差がなくなってきているのか・・・?)そしてその皺をお金で解決している?

私は男と女は異なる生き物だと思っているし、子供と旦那の帰りを家で待ちたい派なので「あぁ、専業主婦って人間の自然な形。」なんて思いますが、「働きに出ないで家にずっと居るなんて耐えられない」という方もいらっしゃるでしょう。

どっちだっていいという風潮と、それに伴った柔軟なシステム、性差なく能力で評価される環境が整ったりする日が来るといいなと思います。


【関連記事】

このエントリーをはてなブックマークに追加 mixiチェック

001elly181027C_TP_V

一昔前まではドイツで大学卒はエリートの部類でした

私の個人的思想なのですが、ドイツ人の潜在的な差別意識って結構強いと思うんですよねぇ。頑張ってひた隠しにしているんだけど、たまに隠しきれずに見えちゃうことがあります。

例えば学歴。

日本では大学卒なんて全然珍しくないですよね。でもドイツでは、一応ちゃんと勉強した人しか通れない道です。

ドイツは日本よりも厳しく、将来大学に行くのか、中学校の後は専門学校へ進学するか、日本で言う中卒で就職するか、10歳で選択しなければなりません。

ざっくり言うと、将来大学に行く場合はギムナジウムという学校へ、専門学校へ進学予定者はレアルシューレへ、卒業後に就職する人はハウプトシューレへ進学します。

大学出で当時はエリートコースだったオジサマたちに言わせると「最近は誰でも大学に行けるようになってきた」らしいです。まぁ、ドイツでも大学進学率が上がってきたということでしょうね。

私がドイツに留学したのは日本の大学を卒業してからでしたが、近所の人になぜかよく「クマはレアルシューレ出身?」と聞かれました。

なぜそのような質問をされたのか未だに謎ですが、想像するに、私は英語もできないし、ドイツのギムナジウム出身のレベルには相当しないとみなされていたからだと思います。

ま、確かに私がドイツで教育を受けていたら日本のセンター試験なんて比じゃないだろうアビトゥア(高校卒業・大学入学資格試験)を突破して大学に行けていたかどうか怪しいところですけれどもね。

大卒は尊敬される

私は自分の学歴を日本では中の中くらい、ひょっとすると中の上くらいに入れてもらえるかしら~?くらいだと思っています。

だから日本では「普通」で、凄いとも酷いとも驚かれる要因はないかなと。まぁ、人よりちょっと学生の期間は長かったかもしれませんけどね・・・。

ところがドイツでは私の学歴を知った途端にあからさまに態度が変わる→優しくなる人がいるんですよ・・・(特に異業種の人ですが)。

優しくなるというか何か敬意を持って接してくれるので悪い気は全くしませんが、なんだかなぁ〜と複雑な気持ちになります。

名前に称号を忘れずつける

日本では名前を見ただけで、その人の学歴やお仕事はわかりませんよね。

ドイツではお医者さんや大学の教授、博士号取得者は名前の前にDr.やProf.をつけます。けっこう忘れずについています。

例えば、アパートの入り口の表札、メールや手紙、バーンカード(電車のカード)。勉強してない人はお医者さんにはなれないし、称号は努力の証だと思いますが、日本人の私には慣れないというか、なんとなく「どや感」が否めません。

きっと、こういう称号をお持ちの方々は嫌な対応とかされないんだろうなぁと勝手に想像しています。

でも私は逆に名前にDr.とかついている人と話すのは苦手です(特に男性)

教養もあって物腰は柔らかいけれども、何か上から目線で会話されている感じがするんですよね。私の被害妄想だとは思うんですけど。
(※全員がそうというわけではなくて、医学部出身の気さくな女友達も2〜3人いますよ。)

名前繋がりですが因みに、名字にvonがついている人は大抵貴族のお家柄なことが多いです。本当に私の個人的なことなんですけど、こちらの方々もあまり得意ではありません(特に男性)。

見た目でも対応が違う

まず、私なんて見た目超アジア人で、ドイツ語が下手で、もう弱点が強すぎるんですよ。日本語でも口は立つほうではありませんし。

ドイツで、すっぴんでジーンズにスニーカーだと敵の前に素っ裸で出るようなもんで、いろんな人から端からなめられます。子供でも連れてるとまた違うんでしょうけどね。

体感として、バッチリ化粧して綺麗目の服を着て武装して堂々としていれば、大抵特別嫌な思いもせずドイツ基準での普通の対応が期待できます。

日本はどんなにぼさぼさでも(どう思われているかは別としても)、だいたい分け隔てなく対応してくれますよね。本当に、本当に感動します。


【関連記事】

このエントリーをはてなブックマークに追加 mixiチェック

publicdomainq-0026221bdf

日本ではあまり耳にしませんが

近年、ヨーロッパにいると、ラマダン=テロに注意という意識です。

日本では大きなテロのニュースしか報道されていないようですが、日ごろから小さなテロは今でもちょこちょこあっているんですよ。

あまり知られていませんが、海外に3ヵ月以上滞在する場合、在外日本領事館に在留届を提出することが義務付けられています。

在留届を提出していることにより、在外日本領事館は邦人の安否をより迅速に確認できますし、在外邦人は現地の詳しい安全情報を受け取ることができます。

もう一つ、旅行者には「たびレジ」と言って渡航登録サービスを外務省が提供しています。

登録すると安全等の情報が配信され、現地で災害や事故があった時の素早い対応に役に立ちます。

外務省渡航サービス HP


ラマダン(ラマダーン)とはなにか

イスラム暦第9月の1ヵ月間の潔斎、主神であるアッラーへ感謝し、不浄を避け心身を清める期間です。

簡単に言うと、イスラム教徒に日中の飲食や肉体的な交わりを断つ等、あらゆる禁欲の義務が課せられている期間です。

今年、2019年は5月6日~6月4日頃がその期間とされています。2020年は4月24日~5月23日頃とされています。

ラマダン終了後には約3日間にわたり、イードという、ラマダン明けのお祭りが行われます。今年のイードは6月5日頃から6月7日頃だそうです。


ラマダン期はテロに注意

さて、ラマダン期はどうしてテロに注意しなければらないのでしょうか。

ラマダン期に「良い行い」をすると、天国に行ける可能性が高くなるそうです。

普通のイスラム教徒が求められるのは、経済力がある人は貧しい人への施しであったり、お金がない人でも、人の悪口を言わないとか、そういう、人として徳を積む「努力」です。

ラマダン中は、その「努力」が認められやすい期間なんだそう。

(そういった教えがあるせいか、私の知っているイスラム教徒の人々は普段から概して親切ですよ。)


世界中で問題になっているのは過激派の方々ですね。

過激派の組織はどうやって活動資金を集めていると思いますか?詳しいことはわかりませんが、きっとバックには過激派の理念に賛同するお金持ちのスポンサーがいますよね。

組織も活動のアピールをしなければスポンサーがつきません。

では、どうするか?→テロを呼びかける

ラマダン期のテロ、特に被害が大きかったり欧米人を狙ったものは、宣伝効果が高いんだそうです。


渡航前に情報収集しましょう

ゴールデンウイークで旅行を計画している方もいらっしゃると思います。

外務省は邦人が海外でトラブルに巻き込まれないよう、様々な情報を発信してくれています。

テロに関しては、テロの標的になりやすい人が集まるところ、例えばリゾート施設やイベント会場、宗教施設などに行く際は注意を払い不審な状況を察知した場合は速やかにその場を離れるよう勧告しています。

旅行の予定がある方は是非でチェックしてみて下さい。
外務省 海外安全ホームページ トップ

このエントリーをはてなブックマークに追加 mixiチェック

P1030577

日本人はドイツ人に親近感を持っているような節がありますが、

正直、一般のドイツ人は日本という東の果ての島にさほど興味を持っているようには見えません(※オタクを除く)。

ま、あくまでも私の主観ですよ。はい。

日本でよく聞く「ドイツ人と日本人の気質は似ている」というのも、ドイツでそんなこと言おうなら、

こいつ変なこと言うやつだなー

という目で見られます。

そもそも、ドイツ人は東の果ての国と自分たちを比較しようとも思っていませんよ

だって、自分たちの方が上に決まっているから(テクノロジー等を生業としている技術者には一目置かれているような気はしますけどね)。

国土はドイツより日本の方が広いと言うと100%

「え~嘘でしょ~」

「いやいやいやいや~」


とか言われます。

ドイツが日本よりも劣っている部分があるなんて信じられないんですよ。

ご近所さんに「うちの車はメルセデスだ」と自慢された時に、

「トヨタは安物だよなぁ~」

マウンティングされた言われたことがあります。

「はぁあ!???」
ですよ。

そりゃあね、ベンツは良い車でしょうよ。でもね、トヨタだって負けていないと思いますよ。

そこで「ドイツでヤリス(日本名はヴィッツ)が売れてるのは、お金持ちではない層が手ごろな価格で壊れない車を求めた結果でしょ?トヨタの高級車が一般向けに販売されていないのはそういう経営戦略なだけであってさああああ!!」なんて鼻息荒く説明しても、全然取り合ってもらえません。

やな感じでしょう?

これが日本に興味がない一般ドイツ人の感覚なんだなと思います。

因みに、街中でたまに「ニーハオ」と言ってくるドイツ人がいます(イタリアでもいるけど)。だいたい高校生くらいの勉強が好きじゃなさそうな男の子か、スーツとか着てない系のおじさん。

アジア人は全員中国語を喋ると思っているのか、癪に障るので大抵は無視しますが「私は中国人じゃありませんよ」と返したことが何回かあります。

そうすると相手はキョトンとするんですよね。何なんでしょうか。ニーハオが中国語だと知らないのか、中国人以外にアジア人がいるという概念がないのか。

ピンとこないくらい、それくらい遠い国なんですよね。

インテリ系のドイツ人になると、「南京大虐殺についてどう思うか」とか聞いてくるんですよ。

彼らが待っている答えはたぶん「いやぁ日本は残虐だったね。申し訳ない。」とかそんな答え。ドイツ人はユダヤ人の虐殺についてそう言わなければならないと日々自分に言い聞かせているから。

あとは、捕鯨についてどう思うか、とかね。たまに聞かれますよ。

ドイツ人は基本的にアジアのいざこざにあまり興味はないんだけれど、誰かが騒いでいると耳に入ってくるのが常で、ドイツでは騒いでいる人たちの主張を鵜のみにする傾向があるなと感じることが多いです。だから今の外交とか、日本も、もうちょっとだけ頑張って欲しい。

で、初めの方に書いた「ドイツ人と日本人の気質」についてですが、ドイツに居る間は「ハッキリ言って全然似てないし」と思っていました。

でもイタリアに来たら「なるほど。イタリアよりはドイツの方が日本人の感覚に近いかもしれない」と思うようになりました。


【関連記事】




このエントリーをはてなブックマークに追加 mixiチェック

↑このページのトップヘ