渋々イタリア生活。早くドイツに戻りたい(・ω・ノ)ノ

いやぁ、まったく人生というものは予測がつかないものですね。 これから海外生活を始める方などの役に立てる情報があるといいなという気持ちも込めた、日々の雑記兼吐き出し口です(笑)ドイツ生活中級、イタリア生活超初級( ̄▽ ̄) 努力をすればどうにかなるものなのか??? (※新型コロナウイルスの影響でイタリアに戻れなくなり現在日本滞在中)

カテゴリ:イタリア > 手続等覚書


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保険の加入は義務

イタリアに長期滞在するにはイタリアの保険、またはイタリアで有効な海外傷害保険の加入が義務付けられています。家族ビザや被雇用者用労働ビザ以外のビザの申請時にはイタリアで有効な保険の契約の書類を提出しなければなりません。

医療費の項目が無制限の海外傷害保険が必要か、治療救援費用が1000万円以上の保証が必要か、医療費をカバーする(最低補償額30,000ユーロ)傷害保険でいいのかは、ビザの申請場所や滞在目的に依るようです。

3ヶ月以内の滞在でビザも必要のない方は、カード付帯の保険も悪くないなと思います。

私がオススメなのはコチラ。

海外旅行にオススメ!年会費無料なのに海外旅行傷害保険つきクレジットカード☆

カード保持者は24時間受付の電話で「英訳の付帯保証書が欲しい」という旨を伝えると、1週間ほどで日本の自宅に届きます。


海外傷害保険と言えばAIG

短期の海外旅行でお世話になったことがある方はたくさんいらっしゃると思います。昔はAIUという名前でした。

短期の旅行用の保険でも、格安なわけではありませんが、大手で安心できるかなとは思います。

保険料の試算に海外からのアクセスができない為、料金の詳細を記載することができませんが、確か年間で20万強くらいだった記憶があります。

AIG損保 ホームページ

グローブパートナー

グローブパートナーは、ドイツの大手保険会社Alianzアリアンツの保険だそうで、フランスの日本人経営の保険会社を通して契約できるみたいです。

AIGみたいに高額ではないのに日本語でオンライン契約ができるのが最大のメリットです。

69歳まで加入が可能で、35歳までは少し値段が安くなっています。

料金の例を挙げると、日本からヨーロッパを訪れる旅の保険料は35歳以下の人で1ヶ月33〜45ユーロ。1年で540ユーロです。

公式ウェブサイト

INA保険

さて、イタリアでの保険について調べていると激安のINA保険とやらに行き着きます。大本はGENERALIジェネラリという保険会社みたいなんですが、詳しくはわかりません。

みなさん郵便局で申し込みされているようですが、私はWAI(Welcome Association Italy)からネットで申し込みしましたよ。

と言っても私は調べるだけ調べて、後は全てポチに丸投げお願いして契約したんですけれど。


ここからインターネットで申し込みできます


料金を支払い・振込した日から保険の契約が始まるとの記事をたくさん目にしましたが、ポチに電話で「振込の日からではなく、契約開始日を指定できますか」と問い合わせてもらったところ「できる」とのことでしたので、そうしてもらいました。

実際に、私は希望の日から契約を始めることができました

ウェブサイトに行くと入力フォームがあるので、それに必要な情報を入力をしアカウントを作ります。サイトは英語かイタリア語です。

そうすると、入力したメールアドレス宛に「登録ありがとう!」というメールと、振込先が載ったメールが届きました。

振込の時に「いつから」という旨を備考欄に記入してもらいました。

振込の2日後には受付完了のメールが来て、ログインしたオンライン上で晴れて希望の日からの契約の書類をPDFで手に入れることができました(言語を英語にするとPDFがなぜか表示されません)。

因みに、今日(2019年7月28日)の時点で料金はこんな感じです。

the membership fee

INA保険は現地にいないと契約ができないとの記事を多く見ましたが、振込さえ問題なくできれば日本からでも申し込みできそうですよ。

そして、他の方も絶対に大丈夫だという保証は全くありませんが、私はINA保険のみでビザも滞在許可も問題なく出ました

みなさんの情報を元になんとなく感じるのが、健康に自信があって、なんでもいいからとにかく節約したい人向けかなということ。それと、現地で騒いで周りの人に迷惑を掛けない自信がある人

ちょっと逸れますが、自分で調べることもせず頼ることを前提にしている人、自己責任なのに泣いて騒ぐ人、

嫌いです。

若い方はわからないかもしれませんが、外国では一個人ではなく「日本人」として見られる機会も多いので、そこのところ自覚を持って行動していただきたいと思っています。

私も、自身が問題なく手続きができ、ドイツやイタリアに住むことが許可されているのは先人の善行のお陰だと、感謝の念を持って滞在しています。


ドイツで私が学生だった頃、まだ二十歳にもなっていない日本からの交換留学生がドイツの携帯電話を持つつもりがないと言っていたのを思い出しました。彼の友達が不便だろうなとは思いましたが別に個人の自由ですから、勝手にすればいいです。

しかし彼はドイツに到着してインターネットがないのでLINEが出来ずに半狂乱でした。ローミングするなりいろいろ手段はあるとは思いましたが、私の携帯でテザリングしてあげました。1回で私の月の使用量を全部使い切ってくれましたが、いろんな人と連絡がとれたようでスッキリとした顔で去って行きました。

私がドイツに来た頃はまだスマホは普及していませんでしたから、こんな問題もありませんでした。時代ですね。笑

その後、「ドイツの番号なくて契約とかはどうしてるの?」と聞いたら、なんと、

適当な番号を書いて契約している

とのことでした。

確か銀行なんかは、その場で携帯にPINが送られてきたように記憶していますが、保険なんかはなかったように思います。

「え〜、だって、みんなやってますよ〜」ってもう、おばさんは開いた口が塞がりませんでした。

日本人という看板が印籠の役目を果たすことがあるのに、日本人の信用を下げるような身勝手な行動は慎んで欲しいです。

随分と脱線してしまいましたが、イタリア語がまだ堪能ではない方や、イタリアで遠慮なく頼れるような人がいない方は、トラブルを回避するためにもまずはAIG等の日本の保険に加入される方が安心だと思いますよ。


イタリアの国民保険

滞在許可書が出来上がったら、イタリアの国民保険に加入できるそうですよ。

国民保険の制度を Servizio Sanitario Nazionale、略してSSNと呼ぶようです。

L'Azienda Sanitaria Locale(地域の保健所)、略してASLで申し込みをすると、後日tessera sanitaria(保険証)が自宅に届くようです。

イタリアの会社に勤めていらっしゃらない方の必要書類は、パスポート、滞在許可証(permesso di sogiorno)・住民票(certificato di residenza)滞在許可証を申請する時に登録した居住証明でもいいらしい・税務番号(codice fiscale)の4つみたいです。

料金は年間150ユーロほど(月々12,5ユーロ、1ユーロ122円として1,525円)、期間は1月1日〜12月31日まで。いつ申し込んでも有効期限はその年の12月31日までみたいです。

この保険証があればイタリア人と同様に診察が受けられるので、長期滞在の予定がある方は加入しておいて良いのではと思います。



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悪名高き在大阪イタリア総領事館

私はイタリア渡航前のビザの申請を大阪の総領事館で手続きをしました。数々の悪い噂や口コミを見て心配だし憂鬱でした。

申請予約時期に注意

領事館のホームページには

”ビザ申請は出発の90日前より受け付けています。審査には時間がかかりますので、余裕を持って、出発の少なくとも3週間前までに申請してください。”

”当館は完全予約制です。≪予約方法≫よりオンラインでご予約のうえ、ご来館ください。”

と、書いてあります。

私は渡航の45日前くらいに、やっと提出の書類が揃ったのでネット予約しようと思ったら、なんと

渡航の6日前しか空きがありませんでした


特に遠方にお住まいの方は、1ヵ月先までは予約ができない事を想定し準備を進めることをお勧めします!

電話で問い合わせをしたところ、対応してくださったイタリア人男性に「どうしてもっと早く準備しないんですか」などと文句を言われながらも「では、希望訪問日をパスポートのコピーを添付してメールして下さい」とのことで、渡航の理由や複数の申請希望日を記載しメールを送りました。

翌日には返事が来て、渡航の2週間前に予約を入れてもらうことができました。

新大阪から在大阪イタリア総領事館まで

地下鉄御堂筋線の淀屋橋で降りました。6・7番出口から地上に出て、すぐに中之島フェスティバルタワーが見えました。

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橋を渡り、左に進むと、右手側に建物があります。建物の入り口は「渡辺橋南詰」交差点近くにあり、入ってすぐにエレベーターで上に上がります。エレベーターは中之島通り沿いにあります。

ここまで新大阪駅新幹線到着から25~30分で着きました。歩いた速度は、急がずのんびりです。

在大阪イタリア総領事館は中之島フェスティバルタワーの17階にあります。
最初のエレベーターは13階までです。降りて左前方に進むと乗り換えができます。
17階でエレベーターを降りると、イタリア総領事館の扉がすぐ見えます。 

領事館に到着

領事館なので、それ相応のセキュリティーがあるかと思いきや入口のドアは解放してあり、入るとそこに置いてある電話で受付でした。びっくり。

ドイツの日本領事館では、ドアは施錠してありインターフォンで予約の旨を伝えて開けてもらいました。中に入ると、警備員がいて簡単な荷物検査と金属探知機での検査がありましたよ。

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ここ在大阪イタリア総領事館では、解放してある扉から見える電話で受付をしましたが、話すのは「おはようございます。ビザの申請に来ました◯◯です。」のみでした。

ガチャ!!と切られて少し気分が悪かったですが、「ここは日本ではない。悪名高いイタリア総領事館・・・」と自分に言い聞かせます。

私は予約の11時半よりも1時間近く早く到着したので、私より後に来たけれど、おそらく予約は11時とかだったのかなという男性が先に手続きに呼ばれました。

待合室と言っても、広めの通路にソファーや椅子が置いてあるだけで、暇つぶしができるような情報誌等はほぼありません。その代わりに、ビザの申請に来た人が自由に書き込んでよいゲストブックの様なものがあり、文句がたくさん書いてあり、それなりに楽しませていただきました。

実際の手続きで必要なのに何故かチェックリストにないもの

なぜホームページに載っていないのか謎ですが、

  1. 遠方からの方はパスポート返信用の封筒と切手が必要
    「下に郵便局があるので、封筒と切手を用意して下さい」と言われます。

    長形3号(120×235ミリ)、切手は570円、住所と名前はローマ字

    +280円で速達にすることも可能です。

    パスポートを郵送するわけですから、基本的に書留以外は受け付けてもらえません。
    (書留がなくなると郵便局はえらいな責任を問われるそうなので)

  2. 申請料のお釣りが出ないということ
    ではその旨を申請料と共に知らせて欲しいなと思いますけど・・・。

  3. 保証人の残高証明(通帳)は一ヶ月以内のものが必要

  4. 本人の残高証明(通帳)は当日、最低でも前日の出納を記帳をしたものが必要


実際の受付について

受け付けをしてくださる女性は、どうも2人いらっしゃいました。そのうちの1人の態度がとてつもなく悪いと、みなさんおっしゃっているみたいです。

私の受け付けをして下さった方は皆さんが「酷い!」と言っている方だったと思います(もうひとかたは声だけ聞きましたが少し関西訛りで柔らかな印象でした)。

確かに、相手が日本人だと思って話ていると「うわぁ!なんじゃ、この対応!!」と衝撃を受けるかもしれませんが、相手はイタリア(外国)のお役所の人だと思えば、至って普通だと思いました。

領事館というのは、領事が職務を行う在外公館であって、別にサービス」をしてもらう場所ではありませんからね。


他の申請者の方々

待っている間にいろんな方が様々な手続きにいらっしゃっていました。

ビザの申請にはこんな方々がいらっしゃいました。

<私以外の申請者Aさん>

1人、予約に遅刻してしまったという若い女性がいました。しかも1時間も(笑)寝坊でもしたのかな?

その人への対応はなかなかでしたよ~。「書類は?」「全部揃っているんですか?」「そちらで順番通りに揃えてから出して下さい」なかなかな畳み掛け具合でした。

結局、足りない書類があったようで、近郊にお住まいなのかすぐに取って戻って来ていましたが、この若い女性の手は震えていました。

確かに、私も20歳そこそこの若い娘だったら涙がこぼれてしまっていたかもしれないと思うくらい冷たい対応でした。

ただこの若い女性。声もか細くて、座っている足も内股で、そんなんじゃこれからイタリアで大変だぞー。イタリアに行ったら嫌でも強くなるのかな~?とかいろいろ巡らせてしまいました。

でも遅刻しても書類が足りなくても、一応その場で受付してもらえるんですね。

<私以外の申請者Bさん>

アジア系外国人の女性でした。どうも申請の予約を取りに来た&あわよくばその場で申請をご希望のようでした。

申請の予約は基本的にオンラインのみだと理解していましたが、近郊にお住まいの方は窓口でもできるんですね。

この外国人女性は3週間後くらいの日を受付の予約日として言われていました(15日としましょう)。

その方が「私、今でも書類全て出せます!」と英語で言っていました。受付の女性が「え?何ですか?」とか「どういう意味ですか?」とか言っていて、あれ?私でもわかる英語なのになぁと思っていたら、なんと「え?あなたの予約日は15日って言いましたよね?」と一蹴にされていました。

なかなかの「感じの良さ」に思わず笑ってしまいましたが、その雰囲気にも負けずに「言ってみる」という感じが流石外国人だなぁ~と感心しました。

<私以外の申請者Cさん>

50歳くらいの日本人の女性。夫婦でいらしていました。こちらも申請の予約を取りに来た方でした。

この日本人女性も3週間後くらいの日程を言い渡されていて、ご主人と「え、渡航の10日前?(渡航に間に合うか)不安よね!」「聞いてみよ!」と聞かれていました。

「えぇ、確かにリスクはありますねぇ。しかし、それ以前の予約はもうできませんので。」と言われていました。

<渦中の領事館の女性>

この領事館の窓口の女性、日本語は母国語でしょうけど、英語もイタリア語も達者で、凄いなぁと思いますよ。

早口で無表情でかなりサバサバされていますが、対応は外国だったら普通のレベルです。こちらが、ちゃんと目を見てシャキッとニコッとしたら、心は伝わっている感じはしました。

私は悪名高いとは思いませんでした

ビザの申請をしに来た方々が自由に書いているノートに「こっちはこれからイタリアでお金を落としてやろうってのに」とか「上から目線で喋りやがって!」とか「人種差別された」というような書き込みがありました。どうしてそのようなことを書きたくなる状況になったかはわかりませんが、こちらは「3ヶ月以上イタリアに滞在したいので、それを許可してください」など、お願いしている側ですよ。

逆の立場になってみてよーく考えてみて下さい。

外国人が日本での滞在許可を申請しているとして、それが語学学校のビザであれなんであれ、受け入れる側にはある程度のリスクもあると思うんです。

日本に住みたい外国人はどんな方でも受け入れますか?お金はないけど日本で稼ぐ予定だから大丈夫という人はどうですか?相手が母国でお金持ちであれば、いいですか?ビザが切れたら母国に帰るという保証は、必要ありませんか?

観光が目的ではない外国人はお客様ではありませんよね?

もう一度言いますが、領事館というのは、領事が職務を行う在外の公館であって、サービスを提供している場所ではありません。

まぁ私も今までイタリア以外のところではいろいろありましたので罵りたくなる気持ちもわからなくはありませんけれどね・・・。

まとめ

今回のビザ申請で一番焦ったのが申請の予約日でした。

余裕を持って申請の予約をするというのは、渡航の一ヶ月前には申請ができるように、渡航の二ヶ月前くらいには全ての書類を揃えて申請の予約を入れるつもりで準備するということなんだなとわかりました。

私がイタリアに渡航する方向になり、いろいろ調べ始めてから渡航日まで約5ヵ月でした。初めはのらりくらりしていましたが、渡航前2ヵ月間はなかなかスリル満点でした。

申請からは1週間ほどでビザ付きのパスポートが自宅に届きました。

領事館の方には、訳あって無理を言ってしまった部分もありましたが

大変常識的に対応して下さいました。

しかも、週末やイタリアの祝日もあったのに、この速さ。驚きました。

渡航まで1週間でしたので、パスポートが届いた時は安堵しました。ありがたや。

他の申請に来られていた方々も問題がなかったようで、「ビザが出来たらお電話致しますので取りに来てください。だいたい1週間くらいです。」と言われていました。

申請者が書類も条件もバッチリ揃えて申請すれば、審査は普通に通るイメージです。

今回のビザ申請での在大阪イタリア総領事館についての印象を総括すると、

イタリアの領事館は日本だと思うべからず。
でもイタリアにしては仕事が早い!



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