maschera

ドイツでも公共交通機関を利用する際や店舗でのお買い物の際のマスクの着用が義務化された州が増えてきました。

マスクが手に入らなくても「口と鼻を覆う」というのが目的なので清潔なハンカチやストールでも代用が可能です。

イタリアでは公共交通機関の利用、屋内の施設等、常に一定の対人距離が保てない状況においてのマスクの着用が全国で義務化されました。

イタリアは代用品ではなく「マスク」を着用しなければならないようです。ハンドメイドでも可です。

義務なので、違反をすればもちろん罰金があります。

まさかマスクの着用がヨーロッパでもマジョリティになる日が来るとは思っていなかったので、ちょっと不思議な気分です。

イタリアの自宅には日本の使い捨てマスクのストックはちょっとだけありました(私の長距離を移動する時の機内用です)。

ポチはそれを使っていたようですが、どこが変って、

凹凸のある顔にマスク。

今まで意識したことありませんでしたが、医療関係者のような方を除いて一般人がマスクを装着している姿って見慣れているのはアジア人ばかりだったんですね。


しばらくイタリアに戻れなくなってしまったので、ポチの両親に日本から

胡麻をすっておこうと思って

何か心のこもった贈り物をしたくて

マスクを作りました☆


しかも日本人とは違う

大きめの鼻を考慮して!笑


おほほ、なんて細やかなわたし。

ミシンなんか使ったのは小学校以来で、プロ並みに手芸が得意なポチのママに差し上げるにはおこがましかしくもありましたが、なんせ胡麻すりなんで下手くそぐらいの方が愛嬌があって結構かと。ははははは。


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郵便局で送れなかった

行ってからそこでダメだと言われるのは悲しいので、電話して確かめました。

で、郵便局では今イタリアに送れないと。

正しく言うと、送れはするんですが今は航空便が飛んでないみたいです。

「新型コロナウイルス感染症の世界的まん延に伴い、各国・地域で、国際郵便物の受入停止等の措置が取られていることおよび日本との間で発着する航空機が大幅に減便・運休となり、輸送ルートが途絶えていること」が理由だそう。

なので、EMS(国際スピード郵便☞高いけど追跡もできて最優先で届けられる)は受け付けていませんでした。

私が大好きな小型包装物(2キロまで、追跡できないけれどとにかく安い)は、船便でなら受け付けているようでしたが、船便なんて何ヶ月かかるかわかりませんからねぇ・・・。

因みに、スペインへの郵便は船便を含め一切停止中みたいですが、ドイツへは航空便も受け付けているみたいです。おなじヨーロッパでも国によって全然違いますね。

まあ、こんな感じだったので郵便では送らずに他の方法を考えました。


クロネコ国際宅急便

郵便局以外にも海外発送をしてくれるところは、ドイツでお世話になっていたDHL、佐川飛脚国際宅配便、FedEx、UPS等、まあいろいろあるのですが、クロネコさんを選びました。

まずは電話で問い合わせしましたがコールセンターの応答はいやにスムーズで、これが民間と元国営の違いかと思ってしまいました。

ただ、インボイスの記入など郵便局の物と勝手が違うせいか

なんか面倒くさかった。

特に、中古の物でも購入時の40%の価格、手作りの物にも売ると想定した場合の価格を書けというのは違和感がありました。

他にも、マスクは繊維製品なので材質や飾りの有無なども書かなければなりませんでした。材質によって関税が変わるからだそうです。

あと、困ったのが関税の費用の支払いです。

お届け先払いと依頼主後日清算の二択なのですが、クロネコヤマトと契約をしている人ではない限り、

お届け先払いしか選択できない状態でした。

※契約とは、クロネコメンバーズなどのサービスとは別なようです

せっかくプレゼントを送っているのに玄関先で「関税のお支払いをお願いしまーす」とか言われるなんて・・・。

因みに、依頼主後日清算が可能だった場合の関税は税込み1650円となっていました。


送料について

送ったのはマスクだけだったので、箱も入れた総重量はたったの350g。

クロネコ国際便では2kgまで金額が同じで、3200円(持ち込むと100円割引されます)でした。

関税を含めると合計4850円!!


郵便局のEMSで送れたとすれば2200円で済んだのに・・・・。

わたしの大のお気に入り、小型包装物だと

航空便でも690円

だったのに・・・・。

でも、新型コロナウイルスの影響でどこも大変な状況の中、届けてくれるだけでもありがたいと思わなければなりませんね。

ドイツまでも金額的な条件はイタリアと全く同じです。

国際宅配便の料金をサクッと計算・比較してくれる送料の虎という便利なサイトもあります。


品名について

荷物の中身についてですが、マスクとは書きませんでした。

私は日本⇔ドイツやイタリアで荷物を送る時に、中身についての説明を

「嘘もつかないし、馬鹿正直にも書かない」

をモットーにしています。

何故かと言うと、そうすることによって様々なリスクが減るような気がしているからです。そして何を隠そう、真面目に書きすぎて失敗も経験しているからです。

以来、紛失や没収等もなく送ったもの全てが無事に届くようにということと、出来るだけスムーズな通関になるよう心がけています。

なので今回は「手作りの布製品」と書きました。「マスク」と書くよりもリスクが減るかなと思いまして。

手作りの物でも0円というのは不可能で値段をつけろということでしたので、1枚100円にしました。


無事に到着

電話でクロネコさんに問い合わせをした時に「うちはイタリアまで直行便がないので他の国を経由しますが」とおっしゃっていて「ああ、届けば全然構いませんよ~」なんて会話をしましたが、想像以上でした。

なんと日本から→中国→香港→アメリカ→ドイツ→イタリアというルートで、税関とは別に9つもの作業店を通過して届きました。

追跡を見ながらポチに「イタリア着いたよ~」「今〇〇まで来てるよ~」「関税請求されるけど詐欺じゃないからね~」と実況していました。

かかった日数は10日と意外にも早く着いたのですが、いろんな国を跨いで到着したことについて、新型コロナウイルスの影響で外出禁止の国も多い中運んで下さってありがたいという気持ちと、そんな時に申し訳ないという気持ちと、失礼ながらも「どこかでウイルスが付着して届くのではないか」という懸念とで、なんだか複雑でした。

無事にポチの元へ届き、何故か関税も請求されなかったそうです。

ポチの両親も喜んでくれたみたいで何よりです。

ポチに「サイズどうだか知りたいからマスクつけた両親の写真送ってよ!」と言ったら

「鼻がどうだろうなぁ・・・」

って言ってました。

やっぱりなんですね。笑


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