ヨーロッパを旅行していてスリに合ったという話は絶えません。私も先日スリに狙われてしまったので、スリ対策を真面目に考えようと思います。
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パターン別体験談
まずは実際に私の周りであった話をご紹介します。子供が話しかけてくる①
一人で電車の出入り口付近に立っていたところ2人組の子供が地図を広げて話しかけてきました。何か言っているので頑張って応答を試みます。問題が解決したとは思えないのに、駅で電車が止まると同時に子供たちはあっさりと下車したので不思議に思っていると、斜め掛けのポシェットから財布がなくなっていることに気が付きました。
子供が話しかけてくる②
カフェで一人でお茶をしながらネットサーフィンをしていたところ、子供が化粧品が載ったチラシを広げて声を掛けてきました。何かよくわからないことを言っています。子供が何を言わんとしているのか頑張って理解しようと試みます。問題が解決したとは思えないのに、子供が立ち去りました。
不思議に思っているとテーブルの上にあったはずのiPhoneが消えていました。
いつの間にかなくなっている①
ツアーで旅行をしていました。団体行動です。某日系のデパートでお買い物をした時はまだあった財布が、すぐ後に入ったお店でお買い物をしようと思った時には既に無くなっていました。いつの間にかなくなっている②
友達と3人との旅行。有名な大聖堂を見学中、写真でも撮ろうかと思ったところ、ジーンズの後ろのポケットに入れていたスマホが無くなっていることに気が付きました。大聖堂に入る前に他の子のデジカメで道行く人に記念撮影をお願いしたけれど・・・、その時にジーンズの後ろのポケットのスマホがまだあったのか既になくなっていたのか今となってはわかりません。
いつの間にかなくなっている③
有名観光地。友達2人と旅行中。ホテルを出る時には鞄の中にあったはずのお財布が忽然と消えていました。気が付いたのは地下鉄を乗り継いで中央駅に着いてから。一人じゃないんだから誰かが気が付きそうなものの、本当にいつどこで無くなったかわかりません。写真を撮ってくださいの罠
某超有名観光スポット。凄い数の観光客です。写真を撮ってくださいと言われたので撮ってあげたのに、その間に斜め掛けの鞄が開けられて財布が消えていました。
スーツケースを運んでいる時
空港から電車に乗る時や中央駅のような大きな駅での乗り継ぎの時。財布が入っている鞄にも気をつけているつもりなのに、いつの間にか開けられて掏られていました。
下りのエスカレーター
エスカレーターって乗れば運んでくれるし気が緩んでしまうんですよね。☟詳しくはこちらの記事でどうぞ。
ミラノ駅でスリのカモになってしまいました・・・
掏られる原因を考えてみる
①見た目で日本人だとばれる
日本人旅行者って、はっきり言ってかなり浮いて見えます。わたしでも「あっ日本人だ。しかも住んでいる人じゃなくて観光客。」と見分けられるくらいです。ファッションや醸し出している雰囲気がヨーロッパの規格からだいぶはみ出ているんですよね。余談ですが最近は大陸からの観光客も目立ちますよ。大抵は奇抜なファッションカラーで、声がデカい。
②現地人になりすますのは無理
ドイツに住み慣れたはずの私でも、1年日本に住むとリセットされるようです。日本を拠点にしていた時にドイツへ旅行に行ったことがありました。
たまたま乗った電車でトラブルがあったんですよ。車内放送があったけど聞き取れなかったので、隣にいたドイツ人に「何事ですか?」とたずねたところ、「私も全く聞こえなかったわ!」「ところで、あなたどうしてそんなにドイツ語できるの?(=旅行者だとばれている)」と言われてびっくりしました。自分では溶け込んでいるつもりだったんですけどね。
現地在住風の演技はどうやら通用しません。
③日本人旅行者は現金を持っているので狙われる
私の経験はドイツが主ですが、ドイツでは大人でも現金はあまり持ち歩いていない人の方が多いです。何故かと言うと、倹約家という側面もあるかもしれませんが、銀行の口座から即時決済できるいわゆるデビットカードをみんなが持っているところも理由の一つだと思います。あと、銀行のATMでは24時間手数料無料でお金が引き出せちゃうし。とにかく、日本人が財布に入れている現金って、多いんですよ。
④斜め掛けのポシェットでは防犯になっていない
旅行の時、両手が使えると便利ですよね。鞄は前に持っていれば大丈夫だと思っていませんか?残念ながら、それでは防犯は十分ではありません。⑤隙がある
仕方がないですよ。だって日本はそれだけ安全だから(今のところ)。日本で公共の交通機関を使うと、チャックがない鞄の中のお財布が丸見えでも平気な人をよく見かけます。その度に「うわぁ~これ、私でも盗れちゃうよ・・・」と思います。平和でいいなとも思いますけど。
⑥日本人のiPhone所持率
普段生活していて周りを見ると、日本人のiPhone所持率はイタリアやドイツと比にならないくらい高いです。しかもみなさん結構新しい機種をお持ちですよね。日本人の私から見ても「うわぁ、日本人ってお金持ちなんだなぁ」と思います。ヨーロッパのプロスリ師達に立ち向かうための、渾身の防犯アイテムをご紹介します

『ヨーロッパでのスリ対策を真剣に考える その2 防犯アイテム』
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