feaf24b7ce1412fa9c7826d55d01ad65_t

ドイツとイタリアは環境問題取り組み先進国

ハエやサクランボから程遠そうな話から始めます。

ドイツもイタリアも環境問題に積極的に取り組んでいるなぁと感じるところが多くあり、ゴミの分別もその一つです。

ドイツは、大きく分けると、紙ゴミ、生ゴミ、瓶(透明、緑、茶)、缶・プラスティック、その他のゴミに分かれています。紙ゴミ、生ゴミ、その他のゴミには専用の大型ゴミバケツがあり、缶とプラスティックは黄色の専用の袋があります。

このゴミバケツはマンションならば共同のもの、一軒家ならば各家庭ごとにあり、バケツの容量に応じて税金を払わなければいけません。ゴミバケツの色は州によっても違うようですが、私が住んでいたところは生ゴミは茶色、その他のゴミは黒、紙は緑とか青とかでした。

プラゴミ専用の黄色の袋は役場やスーパーのレジなどで貰えるそうですが、私は同居人が調達してきたり、ポストに入っていたりで一度も自分から行動せずに手に入っていました。

イタリアも南の方は知りませんが、北の私が住んでいるところは、紙ゴミ、生ゴミ、瓶、缶、プラスティック、オムツ、油、草木、その他のゴミに分かれています。

マンション住まいですがうちはそんなに大きな集合住宅ではないので、各家庭に紙ゴミとガラスのゴミバケツがあり、白のプラスティック用の袋、黒のその他ゴミの袋、オレンジ色の缶用の袋はごみ収集の会社から貰えるそうです。

生ゴミとオムツのゴミバケツは地域共同のものがあり、そこに捨てに行きます。イタズラ防止なのかテロ対策なのか、何なのか知りませんが、鍵がついています。

回収のペースは自治体によって違いますが、例えばドイツだと、その他のゴミや生ゴミは週一、紙やプラスティックは隔週で、瓶は地区に置いてあるコンテナーに自分で捨てに行きます。瓶を捨てる時に音がうるさいので、19〜7時までなど捨ててはいけないことになっています。

イタリアも多分同じような感じですが、私が住んでいるところは、紙・プラスティック・瓶・その他ゴミは週一、生ゴミは週二、缶は隔週です。

ゴミの分別からなぜサクランボの話になるのか

私、生のサクランボってあまり好きではなくて、自分では買ったことがありません。サクランボ風味とか、クッキーの上のサクランボジャムとかは好きなんですけどね。

イタリアに来てからポチの実家でサクランボが取れるので、まぁ食べるようになりました。

「鳥に食べられない?」と聞いたところ、ネットを張って対策しているようです。確かに、電車などに乗っていても車窓からネットがかかった木が見えます。

ポチの実家からいただくサクランボは、アメリカンチェリーのような、黒に近いどす赤いサクランボなのですが、まぁまぁ甘くて美味しいんですよ。週3くらいのペースでもう1ヶ月近く食べていました。

ポチはガサッと掴んでブチブチ食べていきますが、私はちまちまタイプで大抵は出来るだけ種と柄がくっついたままになるよう、まぁちょっと遊びながら食べるんですよ。

よく熟れたものほどすぐに柄から離れてしまうのでパクっといきますが、柄から簡単に離れないものはかじるように食べます。

先週のことです。食後に一人でサクランボをかじって食べていたところ・・・・・!!!!!!
 
!!!!!!!!!

 
何か見えました。

反射的に口の中のものと手に持っていた半分をお皿に戻しました。一瞬すぎて本当に何かを見たのか、気のせいだったのか、定かではありませんでしたが、

「うえええええええええ!!!!!おええええええええええ〜!!!!絶対に何かいた〜!!!!」


との私の叫び声にポチが来ました。

彼がお皿を覗き込むこと数秒・・・

「うん、いるね」。


やっぱり気のせいじゃありませんでした。いましたよ白くてウネウネ動くものが・・・・。
 
最低。



サクランボ食べるのやめました。もう無理。


白い虫の正体

今日、私が帰宅すると、キッチンにほとんど黒色に近く熟れた美味しそうなサクランボがあるではありませんか。

ポチが「お客さんが中にいるかどうか簡単にわかるから僕が教えてあげるよ!」とか言うので、とりあえずどんな目印があるのか教えてもらうことにしました。

「見たらわかるんだよ。穴っぽい痕があって〜」

いや、どれも結構虫喰いっぽい傷があるけど・・・・。

「実を指で押してみて、柔らかかったら、誰かいるよ!ホラ、これとか。」

ほう。確かに、いました。白く動くものが。

次々と開けて行きますが、本当にいる。しかも複数匹いる実もありました。10個中9個くらいの確率でいたので、ポチですらもう食べるのをやめました。

ポチに「ねぇ、これ、何の幼虫なの?」と聞くと「ん〜知らない」とのこと。
 

気になるじゃないですか、調べましたよ・・・。



予想だにしていませんでしたが、なんと、なんと!なんと!!

ウジでした!!ウジ虫食べました!!!

ウジって不衛生なところにわくものじゃないんですか????

なんで新鮮な果物の中にいるのよ!

本当、最悪!!!最っっっっ低!!!!

ポチのママは毎年このサクランボでジャム作っているんですよねぇ。しかも、そのジャムでクロスタータっていう、クッキー生地のトルテ焼いてるんですよねぇ。

害虫被害ってのは無農薬の定めなんでしょうけど・・・。


1平方メートルあたりハエの割合

そもそも、ドイツもイタリアもハエが多いんですよ。両国とも絶対に日本よりハエの割合が高いです。

イタリアの一般に普及している窓は、ドイツの物と違いkippenといって手前に斜めに倒し上方だけ開ける方法ができません。

イタリアの普通の窓やベランダにつながる大きな窓はキッペンできないので大きくバーンと開けるしかありません。その上、網戸もないので窓を開けるとすぐにハエが入ってきて部屋の中で運動会を始めます。

↓kippenがどういう状態か気になる方はコチラ。ハイテンションなお姉さんがアメ〜ジング!ジャーマンウィンドウズ!とドイツの窓を紹介しています。





あと夏のドイツと言えば、

パン屋さんのパンに蜂とハエがたかっているのは、よく見る光景です。

ケバブ屋さんの野菜にハエがたかっているのも見ます。

私はどちらかと言うと潔癖な方ですが、そんなこんなでドイツでは随分と鍛えられました。

ドイツの夏の最低風物詩「生ゴミのバケツ」ですが、生ゴミを入れる時はできるだけ直視しないように目を逸らして捨てます。

何故かと言うと、、、

白く動く虫がひしめき合っているから。


この生ゴミ専用のバケツは効率の良いハエ増産システム、ハエの繁殖場だと思っています。

それで今日、サクランボを捨てながら思ったんです。あぁ、コイツらが生ゴミバケツの中で育つのかと。

リサイクラー普及させて下さい!お願いします!!

【追記】
portafinestraと言って、ベランダに繋がるような大きな窓はkippenできませんが、小さな窓はできる模様。うちの窓もポチが知らないだけで、kippenできるものがありました。

 

【関連記事】
あー虫嫌い!大嫌い!


潔癖??どの口が言う?


うちのゴミ出し担当はポチ。