だんだん虫が出る季節になってきましたね。
わたし、虫が嫌いです。
基本的に、どんな虫も素手では触れたくありません。蚊がいなくなるスプレーを開発された方には大いに感謝しています。
家の中で見る他の虫は、ビンで捕獲するか、小さいものであればティッシュで軽く包んで濡らして窒息死させます。
クモなんかは見て見ぬふりします。
ところ変われば出る虫も変わるもので、今日はイタリアとドイツの虫事情について書いてみたいと思います。
※殺虫剤は飛行機に持ち込みも預け入れもできないので、イタリアには持って行っていません。持ち込みたいのはやまやまなのですが。
まずはドイツ
実はドイツ。結構、北の方にある国なんですよね。日本の最北端は北緯45度くらいですが、ドイツは最南端の町でも47度なので、
ドイツは日本と被ってもいないほどの北の国
なのです。
ドイツは北部より南部の方が雪が多かったり寒かったりするのは、標高のせいかなと思います。
まずはそんなドイツで私が見たことのない、日本ではメジャーな虫。
私が「見なくて嬉しいな」と思う順にランキングでご紹介します。
嬉しい堂々の第一位
それはゴキブリ。
さぁ、みんなでドイツへ移住しましょうか~。笑
海外との接触が避けられないこのご時世、ドイツにゴキブリが全く侵入していないとは思えませんが、とにかく見たことがありませんでした。
きっと、どこかにはいると思いますよ。飲食店とかね。
会社や学校、新旧様々な家に住みましたが、見たことがありませんでした。
見なくて嬉しい第二位
蚊ですよ、蚊~!夏に蚊がいないなんて、なんて快適なんでしょうね~!
ドイツでは夜、耳元に来る蚊に睡眠妨害をされることもなく、何日も痒くて跡が残るなんてこともないんですよ~!
しかしドイツも年々夏の暑い日が増えているせいか、私がドイツに住んでいた最後の夏は2~3匹見ました。
でも、何か動きがとろくって、すぐにバチンと確保できましたし、刺されたことは一度もありませんでした。
ひょっとするとこれからドイツでも夏に蚊が出るようになってくるかもしれませんねぇ・・・。
見なくて嬉しい第三位
ムカデです。気持ちは第一位(タイ)なのですが、日本でも私は刺されたりなど未だ被害にあったことがないので、第三位になりました。
見なくて嬉しい第四位
カメムシ。地味に嫌いです、カメムシ。でもドイツでは見ませんでした。カメムシが好む果樹が少ないのか、気候のせいなのか。どうなんでしょうね。
続いては、ドイツでは日本よりも出現率が高くて嫌だった虫たちをご紹介します。
気持ちが悪い!第一位
巨大ナメクジ。都市部では見かけませんでしたが、ちょっと田舎に行くと凄まじかったです・・・。
ポチと初めてデートした時の事です。
ドイツの古い建物が残っている、まあまあ有名な観光地に夜ごはんを食べに行ったんですよね。
お食事の後は「ポチは私に気があるのだろうか、ないのだろうか・・・」なんて探りながら、あてもなくぶらぶらと散歩をしていました。
中心地は外灯などがあって明るかったのですが、少し離れると真っ暗でした。
両脇に果樹園のようなものがある道を通って街の中心へ戻ろうとした時でした。
あまりに暗いので携帯のライトで道を照らしたら・・・・!!!!
レンガ色のぶっといナメクジがびっしり!泣
衝撃の光景でした。
焦ってテンパる私を見てニヤニヤと嬉しそうなポチ。
ここぞとばかりに、どさくさに紛れてスキンシップを試みる私。笑
いやぁ、懐かしい。
その他にも、スイスの山で夏の休暇を過ごしていた時。雨が降ると道中に奴らが出てきていて、最低でした。
どうにかしてよ…第二位
ハエですね。ハエ。とにかく多いし、大きいやつはデカすぎる。夏、日中に窓なんて開けようもんならすぐに入って来ますよ。
経験上、夕方に窓を開けていると、わりと出て行ってくれます。
ドイツの窓には基本的には網戸がないのですが、網はドラックストアなんかで売っていて自分で設置できるんです。
網を付けると大きな虫は窓からは入ってこなくなりますが、コバエはその網をもすり抜けて入ってきていました。
どうにかしてよ…第三位
蜂です。ドイツの夏はWespeと言って2cmくらいの大きさの蜂が凄いです。日本語訳を見るとスズメバチとなっています。
パン屋やケバブ屋ではこの蜂とハエが売り物のパンやケバブの具にたかりまくっています。ドイツ人は気にせず買っています。
ドイツの夏は気候が良いですから、オープンカフェやレストランが人気で、みんな外の席に座って飲食をします。でも、もれなく蜂つきです。
さすがはドイツの蜂。どうやらビールがお好きなんですよ。なのでビールはコースターの上に置くのではなく、コースターをビールのグラスの上にのせてふたをしたりします。
手で振り払おうとしたり、キャーキャー言うドイツ人はいません。みんなとにかく無視しています。この蜂、刺す系の蜂なんでね。
因みにHummelという蜂もよく見かけるのですが、こちらは刺さない丸々とした姿がとても愛らしいです。日本訳はマルハナバチだそう。
危ないぞ!第四位
マダニです。私はまだ出くわしたことはありませんが、ドイツでマダニに刺されたことがある知り合いは何人かいます。
マダニは皮膚に頭を突っ込んでくるらしいじゃないですか。それだけでも怖すぎなのに、刺されると感染症になったりもするとか。
自分で抜こうとすると頭だけ皮膚内に残ってしまうらしいので、病院に行って取ってもらわなければいけないそうです。
ちょっと面倒…第五位
テントウムシです。ドイツではラッキーアイテムとして人気のてんとう虫ですが、気温が下がってくると越冬するために家の隙間なんかに入ってくるんですよ・・・。
つぶしちゃったら結構なにおいもするらしく、地味に嫌な虫でした。
以上、ドイツの虫事情でした。
そしてイタリア
イタリアって、南国のイメージがありませんか?でも実は北部のミラノは札幌より北にあり、
シチリア島なんて東京とほとんど変わらないんですよ。
九州なんて、もうアフリカ大陸の域ですからね・・・。
日本のほうがよっぽど南国なんじゃないでしょうか。
では北イタリアで見なくて嬉しい虫をご紹介します。
見なくて嬉しい第一位
Gですよ。ゴキブリ。ドイツでGを見なかったのは気候のせいかな(寒いからかな)と思っていましたが、イタリアって暖かいイメージじゃないですか。なので意外でした。
絶対どこかにいそうな気はしますが、とにかく見たことがありません。
私の住まいは北イタリアなので、夏は暑いけど冬も厳しいというのが多少影響しているだろうとは思います。
見なくて嬉しい第二位
ムカデかなぁ?ムカデって湿ったところが好きでしょう。ドイツはイタリアは夏も乾燥していますからね。ひょっとしたらそういうことも関係しているのかな?
イタリアで見なくて嬉しい虫は今のところこの2つくらいでしょうか。ドイツ生活と違い、イタリア生活はまだまだ浅いので、そんなことも関係しているかもしれません。
次はイタリアで見る嫌な虫を紹介いたします。
嫌な虫第一位
ハエ(ウジ)です。 ハエは多いです。ドイツと同じくらい多いです。でも不思議なのが、街中のお店では見なかったような気がします。
ウジは・・・もう、、、ここではノーコメントで。詳しくはこちらでどうぞ。。。
嫌だな第二位
カメムシです。茶色の大きなカメムシが出ます。ポチが言うには「昔はいなかったけどアジアから入って来た」のだそう。
なんでも、イタリアでもアジアから入ってきた外来種のせいで在来種がいなくなったりしているそうです。
なんとなく欧米原産のものは何でも強いイメージがありましたが、外来種のせいで~というのは日本だけではないんですね。
嫌だな第三位
蚊ですね。蚊は日本の方が多いし、日本の蚊の方が刺されたらずっと痒いので第三位になりました。
イタリアでは、日中はそうでもないのですが、蚊に睡眠妨害はされます。
うちは冷房がないので(というかドイツや北イタリアで冷房がある住居はまだまだ少ないです)、夏の暑い夜なんかは窓を開けずには寝られません。
体温が高くてO型の、寝る前に足を洗う習慣のない鴨が隣で寝ていますので私は刺されはしませんが、気持ちよく寝ている時に耳元にプーンと来られるとやはりイラつきます。
あ、因みにイタリアには意外にも蚊取り線香が売っているんですよ。ドラックストアなんかであの緑のグルグルが手に入ります。いつか買って試してみましょうかね。
まとめ
まあ虫さんたちも必死に生きているのだから共存していくしかないんでしょうが、仮にも新しく開発された殺虫剤が凄すぎたり思わぬ天敵が現れたりしてゴキブリが絶滅危惧種とかになったらどうなるんでしょうかね。そうなったら今度は保護するんでしょうか・・・。全部人間の勝手ですが、嫌いなものは嫌いです。あちらの方々も別に人間のことを特別好きではないでしょうけどね(シラミ、蚊やダニなどは除く)。
私は特に好きでも嫌いでもありませんが蝉はドイツにも北イタリアにもいませんでした(南フランスにはいました)。 鳥のさえずりなんかは聞こえますが、ドイツや北イタリアの夏は日本の夏に比べるとそれは静かなものですよ。
夏に日本に電話なんかして蝉の声が聞こえた時には「日本の夏ってそんなにうるさかったんだね!」と驚いたものです。ポチも夏を日本で過ごした時は「蝉の声が凄すぎて目覚まし時計いらなかった・・・」と言っていました。
日本はまた厳しい夏が来ますが熱中症などならないようお気をつけて。
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